十日町タウン情報

  1. 十日町タウン情報
  2. JCVニュース
  3. 妻有4校の高校生が連携して探究学習!ゆきぐに探求委員会 1年間の成果発表会

妻有4校の高校生が連携して探究学習!ゆきぐに探求委員会 1年間の成果発表会

2025年03月19日 10:11更新

十日町市と津南町にある4つの高校・中等教育学校の生徒が連携しあい、地域課題や自分たちの興味があることを自ら進んで調べていく「ゆきぐに探求委員会」の学習成果発表会が十日町情報館で15日(土)に開かれました。

ゆきぐに探求委員会は地域にある複数の高校の生徒同士で連携しあい、地域課題や興味があることを深く学べる環境を築こうと今年度新たに設けられました。参加しているのは十日町高校、十日町総合高校、松代高校、津南中等教育学校の4校の1・2年生39人です。月に2回、全員で集まり探究活動の相談をしあって学校間の交流を深めています。

探究委員会では2学期から4つのグループと12人の個人に分かれ、それぞれが掲げた16のテーマごとに調査・研究を進めました。このうち、自然が好きだった十日町高校1年の佐藤凜子さんは木を使った物づくりを探究テーマに掲げ、市内の木工職人髙橋俊一さんの仕事についてインタビューを行いました。

そこで松之山の美人林の木材を使って商品化を目指すプロジェクトへの参加を誘われ、佐藤さんは若者目線の代表としてアイデアの提案に積極的に取り組みました。発表会ではさらに多くのアイデアを集めたいと会場にいる人たちにも提案を呼びかけていました。

十日町高校1年 佐藤凜子さん
「作品を自分で作りたいというテーマでやっていたが、試行錯誤していろいろなしたいことと、ゴールが一直線ではなく何回も曲がりくねった経験から得たものはたくさんあるということを学んだ。来場した人から集まったアイデアを生かして商品を作って販売して、十日町の知名度をアップできるように貢献したいと思っている」

また発表会では、参加した生徒が委員会を経験して自ら成長した部分についてパネルディスカッションを行い、1年間の活動を振り返りました。

十日町総合高校2年 高橋恵梨香さん
「自分の地域についてよく調べることができて、知らなかった部分を知ることができた。あらたに発見することもあったのでもっと探したいと思った。」

新潟県地域おこし協力隊 探求・キャリア教育コーディネーター 松井千枝さん
「高校を卒業すると地域を出てしまう生徒が多かったり、戻ってこなかったりするので、越後妻有だからこそ優しい人がいたり、おもしろい取り組みをしている人がいることを知り、人生の糧にしてもらいたい。自分の人生の中に越後妻有という地域があったことを覚えていてほしい」

ゆきぐに探究委員会は来年度も行われ、高校生が地域の様々な人材と関わる機会をさらに増やしていくということです。

この記事が気に入ったら
十日町タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

X で 十日町タウン情報 をフォローしよう!

Copyright (C) 2025 十日町タウン情報 All rights reserved.