2025年03月28日 12:25更新
施設の老朽化や設備の更新を理由に、新たに建て替えられた十日町市国民健康保険川西診療所の工事が完了し、竣工式と利用する市民に向けた内覧会が27日(木)に開かれました。
新しくなった川西診療所はこれまで施設があった敷地内の駐車場部分に建てられました。建物は鉄骨造りの一部が2階建て。前の施設で使われなくなっていた診察室や検査室を見直した結果、延べ床面積は約300㎡とこれまでの約4分の1の広さでコンパクトになりました。
新しい診療所は利用者の多数を占める高齢者の動線を意識し、診察室の隣りにレントゲン室や処置室を備えるなど館内を移動しやすいように設計されました。
また待合室は多目的に利用できるよう長さ14ⅿにわたるスペースが設けられ、リハビリのための歩行訓練や健康講座の会場などに活用されます。
また感染症の疑いがある人や発熱患者が一般の患者と接しないように診療できる専用外来の入り口も設けられました。診療所を建て替えた事業費は約1億6000万円となっています。
地元の振興会長や工事関係者などが参列した竣工式のあと、利用者が新しい施設の内部を見学しました。
内覧会に来た地元の人
「前の診療所は広くて移動がたいへんだった。待合室からトイレも診察室も近くなったので、あまり歩かなくていいので助かる」
十日町市国民健康保険川西診療所 堀崎孝松所長
「感染症に感染すると困るのは高齢者。リハビリスペースと感染症対策ができる場所を盛り込んでもらった。地元から遠くの病院へ通院している人もたくさんいるのでそういう人も目を向けてほしい。ステーション的なみんなが集まるような場所になるといい」
新しい施設での診療は3月28日から始まっています。受付はこれまで通り平日のみですが、日曜・祝日は休日一次救急診療センターとして機能し、急患に対応することになっています。
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