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下川手少年団の書画作品群が市の指定文化財に TOPPAKUで特設展示

2025年04月12日 09:00更新

大正から昭和初期にかけて松之山下川手集落の子どもたちが作った2700点余りの書や絵の作品群がこのほど貴重な歴史資料として十日町市の文化財に新たに指定されました。これを記念し、十日町市博物館で4月19日(土)から作品群の特設展示が行われます。

新たに指定文化財になったのは下川手少年団の書画作品群2742点です。これは松之山の下川手集落で大正8年から昭和27年にかけて地元の少年団が学力向上のために自主的に制作した絵画や書を集めたものです。

下川手少年団は年度ごとに「義勇少年団学術技倆報」と題して絵画や書を綴った冊子を集落内の各家庭に回覧していました。昭和27年を最後に回覧されなくなると、少年団長が持ち回りで保管し、その後平成20年まで長らく集落内にある諏訪神社拝殿の天井裏に保管されていました。

当時の子どもたちの自由な表現から大正から昭和初期にかけて戦前・戦中・戦後に至る時代背景が読み取れるほか、地域社会をはじめ、美術や書道教育の当時の状況がわかる貴重な資料となっています。さらに学校の活動記録ではなく、地域の少年団の活動記録として残っていることが全国的に見ても珍しいとして今年3月、市の文化財にして指定されました。

十日町市教育委員会 文化財課 春川祐二 係長
「少年団の活動だけど学校の先生に添削してもらって地域にまわしている。学校の先生とのやりとりがあったから地域にまわしたのではないか」

文化財指定を記念して十日町市博物館では企画展示室で4月19日から5月11日まで下川手少年団の書画作品群の特設展示を行います。

指定記念特設展示
■期間 :2025年4月19日(土)~5月11日(日)※休館日:4月21日・28日、5月7日
■時間 :9:00~17:00(入館は16:30まで)
■会場 :十日町市博物館企画展示室(十日町市西本町1丁目448番地9)
■入館料:一般 600円(団体20名以上500円)、中学生以下無料

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