2025年04月15日 11:13更新
ユニバーサルボッチャの日本選手権で去年優勝した地元高校生チーム「ゆでたまご」が、よりルールの厳しい競技ボッチャのジャパンカップに挑み、初出場ながら日本代表チームに勝利するなど、全体4位となる快挙を成し遂げました。十日町市総合体育館で12日(土)に大会報告会が開かれ、日頃から一緒に練習を積むメンバーに喜びを伝えました。
「BOCCIA JAPAN CUP 2025」に出場したのは、去年ユニバーサルボッチャの日本選手権で優勝した、高校1年生の春日桜佳さんと小島咲音さん、高校2年生の小島惺那さんの3人で作るチーム「ゆでたまご」です。
この大会はゆでたまごが今まで挑戦してきたユニバーサルボッチャではなく、よりルールの厳しい競技ボッチャの全国大会です。大きな違いは、ボールを投げるスローイングボックスがユニバーサルボッチャは対戦相手と左右2か所で分け合いますが、競技ボッチャは細かく6か所に分かれていて、より戦略が必要となります。
キャプテン 春日桜佳 さん
「ユニバーサルボッチャは、基本赤と青の2ボックスだが、競技ボッチャのジャパンカップは、6ボックスで赤青、赤青、赤青で並んでいて、そこがいつもと一番違うところだった。そこが違うことで戦略も今までのものは使えないし、距離感なども変わってしまい苦労した」
ゆでたまごは去年の10月に長岡市で開かれた県大会で優勝し、東京都で4月5日から2日間にわたって開かれたジャパンカップの出場権を得ました。大会には招待チームのタイ代表をはじめ、全国から勝ち上がってきた全48チームが出場する中、ゆでたまごは予選リーグを2勝1敗で勝ち進み、決勝トーナメントに進出。準々決勝ではパラリンピックの日本代表チーム「火ノ玉JAPAN BLUE」を2対1で破る快挙を見せました。
続く準決勝ではこの大会で優勝したタイ代表にストレートで敗れてしまいましたが、最終成績は4位と初出場ながら手ごたえのある成績を残すことができました。
小島惺那 さん
「4位になった時は3位決定戦で負けた時で悔しい思いもありながら、初出場にして4位はいい爪痕残せたと思う」
小島咲音 さん
「3位決定戦の時、集中が切れてしまい、最後までちゃんと戦えてなかったと思った。試合中あんまり話さなくてそこが負けた原因だと思う。試合の動画を見返して改善点を見つけ練習して行きたい」
さらに投球の技術を評価されて、キャプテンの春日さんが大会のMVPに選ばれる快挙となりました。
大会MVP受賞 春日桜佳 さん
「純粋にびっくりした。火ノ玉JAPAN BLUEとの試合でロビングを決めたのが大きかったと思う。ロビングは玉の上に直接ぶつけて飛ばすもので、この試合では4mほどの距離を決めた。ジャパンカップという大きな大会でMVPを取れたことは本当にもうないことだと思っていて嬉しかった」
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