2025年04月21日 16:44更新
長野駅と十日町駅の間を運行するJR東日本の観光列車「おいこっと」が4月4日に運行10周年を迎え、これを記念したイベントが19日(土)に十日町駅のホームで行われました。
「おいこっと」はしなの鉄道「北しなの線」の長野駅とJR東日本「飯山線」の十日町駅の間を運行する臨時快速の観光列車です。北陸新幹線の長野駅と金沢駅間の開通に合わせて地域回遊をしてもらおうと2015年に運行が始まり、今年の4月で10周年を迎えました。
「ふるさとのおばあちゃんの家」をコンセプトに、「東京と真逆の田舎」という意味をこめて、ローマ字の「TOKYO」を逆から読んだ、「OYKOT(おいこっと)」と名付けられています。列車の外装や車内は古民家をイメージしたレトロな雰囲気のデザインになっています。
この日は10周年を記念した特別運行が行われ、終着駅の十日町駅では十日町大太鼓の演奏が乗客たちを出迎えました。
乗客 愛知県から
「地元の人たちの温かい歓迎を受けながら乗ることができて楽しかった。窓のブラインドが障子のデザインになっていて、本当に田舎に帰ってきたような懐かしい気持ちになった」
乗客 大阪府から
「本当に楽しくて退屈しなかった。残雪もキレイだったので満足な1日だった。私自身もこの列車がなければ十日町に来ようとはなかなか思わなかった。こういう形で十日町に来て観光や食事をして魅力を知れていいと思う」
また10周年を節目に車内販売などを行うアテンダントの制服がリニューアルされました。デザインを手がけたのは十日町市で活動するデザイナーの杉浦ミツヨシさんで、シャツの袖と襟やネクタイに十日町産の着物の生地が使われています。
JR東日本 十日町駅 吉田秀明 駅長
「多くの人たちに利用してもらって良い10周年を迎えられた。制服のリニューアルとして十日町着物を活用している。乗車の際は制服にも注目して、十日町の歴史と文化を感じてもらいたい。列車が到着して乗客の笑顔が見えて喜びを感じた。これからも地元の人に愛してもらえるような列車として、地域の人と一緒に盛り上げていきたい」
「おいこっと」は金曜日からの週末と祝祭日に運行されていて、乗車区間の乗車券と800円の指定席券で乗車することができます。詳しくはJR東日本「のってたのしい列車」のHPをご確認ください。
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