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苗はどうやってできるのかな?田沢小5年生が中里育苗センターを見学

2025年04月25日 20:02更新

今年度コメ作りに取り組む十日町市立田沢小学校の5年生が25日(金)JA魚沼の中里育苗センターに訪れ、田植えを前に稲が種からどうやって苗に育つのかを勉強しました。

中里育苗センターを見学したのは田沢小学校の5年生35人です。5年生では毎年コメ作りの学習で田んぼを耕す田おこしから田植え、収穫の稲刈りまで自分たちの手で体験し、収穫したコメを地域に向けて販売しています。

5年生は本格的な農作業が始まる前に苗づくりの工程を学ぼうと、育苗センターの職員から稲の種をまいて発芽するまでの説明を聞きました。

これは種籾から芽を出しやすくさせる浸種と呼ばれる作業です。約10℃の水に10日ほど浸けたあと、更に約30℃の温水に2日ほど浸けることで、種籾を休眠から覚まし、水の吸収を良くします。

このあと苗箱に肥料が入った土を薄く敷き、その上から5000粒ほどの種籾を撒いて、その上に土を被せるのが「播種」、いわゆる「すじ播き」となります。

発芽を促進させるため、すじ播きの終わった苗箱を室温30度ほどの専用の部屋に2日間ほど置くと、イネの芽が出てきます。5mmほどに育つと、苗として育苗センターから市内の生産者組合や個人農家に出荷されます。

5年生
「工場のいろんなことが知れてよかった」
「工夫がたくさんあって面白かった。機械がたくさんあってびっくりした。コメ作りうまくできるようにがんばりたい」

JA魚沼中里営農センター羽鳥雅センター長
「実際にどういう作業があってコメが育っていくかを知ってもらい、児童にコメ作りに興味をもってもらいたい。将来コメに携わるような職業に就いて、みなさんと一緒に働けるようになるといい」

田沢小の5年生は学校の近くの学校田で5月上旬に鍬を使った田おこし作業を行います。

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