2025年05月01日 17:08更新
5月1日のメーデーにあわせ、越後妻有文化ホール段十ろうで29日(火)に式典が開かれ、十日町市と津南町の12の労働組合から約150人が参加し、物価高を上回る賃金の上昇や労働条件の改善を訴えました。
メーデーは労働者が団結し、権利や労働条件の改善を主張する運動です。式典には十日町市と津南町の12の労働組合から約150人が参加しました。
第96回十日町地区メーデー実行委員会 橋野浩史 実行委員長
「食料品から光熱費まで日常の必需品の価格が上昇し続ける中、私たちの賃金は物価高騰に追いついていない現状がある。しかし本日のメーデーは単に現状を嘆くだけでなく、物価高に負けない賃上げを実現するための団結と行動の日。物価高に負けない、そして真に豊かな社会。すべての働く仲間が幸せになれる社会の実現に向けてともに頑張りましょう」
メーデー賞:津南町労働組合
続いて式では『適切な価格転嫁や取引を徹底し、地場の中小企業などにも賃上げのすそ野を広げていかなければならない』とするメーデー宣言が採択されました。またこの日は雨でデモ行進が中止になりましたが、事前に審査されたプラカードコンクールの結果発表と表彰が行われました。
参加者
「長時間労働が蔓延しているように思う。働いている以上は、いつまでも労働組合員だと思っているので取り組みに結集をして少しでもいい賃金や労働条件が勝ち取れるように頑張っていけたらと思う」
「会社で賃金アップがあったのでまた訴え続けて賃金アップをやっていくと思う」
「まだまだ周りと比べて、都会よりも田舎だと賃金が低いところもあるのでもっと上がってほしいと思う」
第96回十日町地区メーデー実行委員会 橋野浩史 実行委員長
「賃上げについては上昇傾向にあるが、物価高騰も継続しているので、そこに負けない賃上げを要求していくということが大切かと思っている。賃上げが当たり前の社会で、労働環境も含めて働く仲間が幸せな社会を目指して頑張っていきたい」
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