2022年10月09日 13:00更新
縄文時代が始まった頃の遺跡から発掘された土器や石器を集めた展示会が、十日町市博物館で開かれています。
信濃川の上流にある十日町市と津南町には、縄文時代が始まった頃の遺跡が密集しています。 展示会は、十日町市の田沢・壬(たざわ・じん)遺跡と津南町の本ノ木(もとのき)遺跡が国の史跡に指定されて、3周年を迎えたことに合わせて企画されました。
会場には両遺跡をはじめ、県内外の1万6000年前から1万1300年前の遺跡から発掘された土器や石器、560点が並んでいます。
これは、十日町市の久保寺南遺跡から発掘された1万5000年ほど前の土器の複製です。土器の内側からおこげが見つかり、木の実や動物の肉、サケをいっしょに煮て食べるために使われていたことが分かっています。
菅沼亘 副館長
「十日町といえば、火焔型土器。5000年ほど前の縄文時代中期に登場した。それをさかのぼること1万年以上前に、この地域で縄文時代が始まった。これから縄文土器を勉強したい人に見てほしい」
展示会は11月13日(日)まで。十日町市博物館で開かれています。10月15日(土)には展示会のテーマに合わせた記念講演会が、午後1時30分から行なわれます。
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