2022年11月13日 17:09更新
地元の5つの高校の生徒が協力して、まちなかから地域を元気にしようとするイベント「まちなか×GAKUENSAI」が13日、十日町市の市民活動拠点、分じろうと十じろうで開かれました。
このイベントは地元の高校生の力でまちなかを活性化していこうとNPO法人市民活動ネットワークひとサポが企画したもので今年で6回目となります。関わったのは十日町高校、十日町高校松之山分校、十日町総合高校、川西高等特別支援学校、津南中等教育学校の生徒およそ50人です。
特設ステージでのバンド演奏や、日頃の部活動などで作った書道やアート、写真などの作品展示。また訪れた子どもたちを楽しませようと巨大ジェンガやボーリングなどのレクリエーションや、高校生が手掛けたり、仕入れたりした小物やしんこもちの販売などが行われました。
訪れた人「まちなかは普段は静か。こういう昼間のイベントや、高校生の発表できる場があるのは良い。十日町盛り上がるなと思った」「高校生のイベントは活気が出てよい。すごい良い企画。若い力でどんどんやってほしい」
バンド演奏を終えた十日町総合高校の3年生小宮山綾音さんは「きょうは久しぶりの演奏。ちょっと緊張したけど、学校の文化祭とは違っていろんな人に見てもらえてよかった。ほかの学校とも交流でき、展示を見てても楽しい。高校生主体でやれてうれしい」津南中等アート部の2年生滋野里桜さんは「ほかの高校の生徒さんが集まると緊張感がある。まちの中で私たちの作品を見てもらえるのはとても貴重な機会。活動をたくさんの人に知ってもらえてうれしい」と話していました。
イベントで最も盛り上がったのは高校生がモデルを務めたファッションショーです。津南中等で地元の着物文化を発信する雪輪組というグループの発案で、市民団体まちなか手芸部が制作した着物をリメイクした衣装を着てショーに臨み、たくさんの観客からフラッシュを浴びていました。
着物生地で作ったベストを着てレッドカーペットを歩いた津南中等5年生の波形大希さんは陸上部ながらモデルとして誘われた。「軽くてかっこよくて最高。ショーモデルは初めてだったけど楽しかった。大物になった気分。こういうイベントは楽しくて良い経験になった」
雪輪組リーダーの津南中等5年生、小野寺美羽さんは「高校生の世代は十日町が着物のまちと認識していななかったりする。典型的なとらわれた形じゃなくて、もっと若者が着物に触れるきっかけになったり、第一歩を手助けしたいのが自分たちの理想。楽しいなとか綺麗だなと思ってもらえたら」「高校生が作る主体の学園祭に協力できて、こういう舞台を作ってもらえたのも、とてもうれしい気持ち」と話していました。
まちなか学園祭の本祭はこの日限りでしたが、関連イベントとして高校生による「歌うま選手権グランドチャンピオン大会が12月25日(日)に越後妻有文化ホール段十ろうで開かれます。
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