2022年12月31日 12:00更新
十日町市東下組地区の新たなコミュニティ活動の拠点、「東下組さわらびセンター」がこのほど完成し、竣工式が27日(火)に開かれました。「東下組さわらびセンター」は昭和55年に作られた東下組生活改善センターの老朽化に伴い、地域住民の要望を受けて十日町市が建て替えた新しいコミュニティの拠点です。地域の声を反映し、施設は高齢者も利用しやすいよう、2階への昇り降りがない鉄骨造りの平屋建てです。
延床面積はおよそ160平方メートル。35畳の畳張りの集会室のほか、会議室や調理室があり、すべての部屋が引き戸で段差のない作りになっています。またできるだけ火を使わないよう施設はオール電化を導入しています。
災害時は地域の一次避難所として、屋外には防災用品を収納できる倉庫も設けられました。事業費は6441万円となっています。
竣工式には行政や施工業者、地元の関係者など30人ほどが集まり、神事の後、テープカットや看板の除幕式が行われました。
センターの名前にある「さわらび」は芽を出したばかりのわらびのことです。旧東下組小学校の広報誌で使われ地域にとってなじみ深い言葉でした。センターの名前は地元から公募し、決まったということです。東下組さわらびセンター管理組合の水落岳人組合長は「前のセンターも愛着があったが、老朽化して具合が悪いところもあったので、新しくなりありがたい。ここを起点に地域の活性化がはかれれば。いざというときは一次避難所としても活用できる。地域のみんなが集まっていける楽しい場所になれば」と話していました。
今回のセンター建て替えにあたり、下条地区公共施設検討会では、もうひとつの地域拠点で2009年に閉校した旧東下組小学校を解体する方針を市と確認しています。今後は地元の秋まつり、盆まつり、そばまつりなどの会場としてもさわらびセンターを利用していくということです。
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