2024年02月20日 13:55更新
十日町市の姉妹都市、イタリアのコモ市に12月22日から2週間の交換留学生として派遣された地元出身の大学生、柳修太郎さんと庭野敬さんの帰国報告会が19日(火)、十日町商工会議所会館で開かれました。
イタリアのコモ市との交換留学から帰国したのは、市内出身で金沢星稜大学2年生の柳修太郎さんと神奈川大学2年生の庭野敬さんです。十日町市とコモ市は、互いに絹織物の産地という縁で1975年から姉妹都市を結んでいます。
交換留学は交流事業のひとつで、未来を担う青少年を育もうと2006年から始まりました。2人は今回、去年の12月22日から2週間コモ市に滞在し、現地の家庭でホームステイを体験した感想や成果を関係者の前で報告しました。
庭野さんは「目的としていた、教会を見てまわるのが刺激的だった」とキリスト教の建築や芸術文化に触れた体験を話しました。
庭野敬さん
「コモ市を象徴するドゥオーモ教会はツートンカラーの床をはじめ、銀色を基調としたとても厳かな雰囲気に圧倒された」
また、柳さんは「友だちとにぎやかに過ごすクリスマスや大みそかの文化の違いに驚いた」と話し、現地の人たちからの温かい受け入れに感謝を示していました。
柳修太郎さん
「イタリアの人が、人との関わりを大切にしていることを学んだ。最終日に友だちがお別れ会を開いてくれて、手紙やプレゼントをもらって別れ惜しかった」
両市の交換留学は冬にコモ市へ夏に十日町市に訪れるのが恒例になっています。2人は今年8月にホストファミリーを務めることになっていて、清津峡や地元の寺院を案内したいとしています。
十日町コモ姉妹都市交流協会 西方勝一郎 会長
「今回の経験をきっかけにして、末永く広く地元で活躍して欲しい。そして、コモとの交流をもっと拡大してもらいたい」
庭野敬さん
「コミュニケーションの壁はとても大きいと感じたが、自分の努力次第で乗り越えていけると実感した。とても充実した留学になった」
柳修太郎さん
「現地で十日町は知らなくても、日本に興味を持っている人はたくさんいた。十日町のことも説明して少しは貢献できたと思う。次の留学生に僕ができることがあれば積極的に携わりたい」
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