2024年06月07日 18:38更新
来年の春に閉校が決まっている県立十日町高校松之山分校で7日(金)に最後の体育祭が開かれ、3年生が自分たちで企画した競技に、教員や保護者も巻き込んで大会を締めくくりました。
松之山分校は生徒数の減少により、来年の3月に閉校するため、体育祭も今回が最後です。在校生も3年生19人のみのため、チームに分かれて勝ち負けを競い合う対抗戦ではなく、生徒をはじめ教員や保護者も参加できるようなレクリエーションの大会にしようと生徒たちの手でオリジナルの競技を企画しました。
競技は手作りの大型トランプを使ったカードめくりや、二人が背中合わせで会話をしながら相手の次の手の内を推測しあうじゃんけんゲームなど6種目が行われました。
これは借り物競争と謎解きをあわせた「ミッションゲーム」で、2人1組になってお題に合う人を探し出し、3人になったところで様々な問題に挑戦していくゲームです。
3年生
「こんな楽しい体育祭ができて嬉しい。後輩がいないのは悲しいが、私たちなりの楽しさがあった。ミッションの謎解きが難しかったが、みんなでたくさん笑ったり走ったり楽しかった。学校最後の年、最後の高校生活なのでみんなで楽しく過ごしたい」
分校を卒業生した保護者
「この学年しかいないので寂しい限り。昔は騎馬戦もやっていた。残りの時間をみんなで楽しんでもらいたい」
生徒会長 小野塚 元 さん
「誰でも簡単にできるような種目や保護者も参加しやすいような種目を考えた。今日は一生の思い出の残る体育祭になった」
3年生担任 名地 智子 教諭
「自分たちでゼロベースで作り上げて、みんなに楽しんでもらえるように、やってきた結果が出ている。一生で最後の体育祭なので、心に残る感動感激ができる体育祭にしてほしい」
松之山分校では10月に最後の文化祭のほか、11月に閉校記念式典を予定します。
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.