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地域おこしの源!六箇地区で花ハスの出荷が始まる

2024年07月09日 14:33更新

8月のお盆を前に、十日町市六箇地区の住民たちが地域活性化につなげようと耕作放棄地を使って栽培を始めたハスの花の出荷が今年も始まりました。

六箇地区振興会では耕作放棄されていた田んぼの有効活用と地域の活性化を目的に、濃いピンク色が特徴で花弁が100枚以上にもなる大型の「誠蓮」の栽培を4年前から始めました。その翌年からはお盆の花として、ハスの花をつぼみ状態で刈り取り、JA魚沼を通じて東京都内の市場に卸しています。

今年の出荷作業は7月3日(水)に始まりました。6日(土)には振興会や地域住民の約15人が集まり、花を刈り取ったあと、つぼみのサイズ別に茎の長さをそろえて、箱詰めする作業にあたりました。

振興会によりますと、去年は栽培面積が田んぼ4枚70aほどまで広がり、出荷本数は3000本以上、売り上げは約80万円まで伸びてきました。一方今年は去年から続く高温と干ばつによるひび割れなどの影響で、2枚の田んぼで栽培を断念せざるを得ず、出荷数は2000本ほどに留まる見込みです。

六箇地区振興会 福崎一久 会長
「2枚の田んぼは諦めたが、残り2枚が非常にいいほ場になったので、今年はそこそこ出荷できると思う。地域をどういう風に活性化していくか。六箇地区は約160世帯の小さな地域でほぼ限界集落。私たちは営利が目的ではなくて、この事業を知ってもらって、住んでもいいという人が増えれば万々歳」

さらに、振興会では生花の出荷時期以外でもハスを資源に生かそうと花びらを使ったプリザーブドフラワーや、乾燥させたハスの実を使ったリースなどの商品開発にも取り組んでいます。

六箇地区振興会 福崎一久 会長
「花ハスの市場はお盆の時にしか需要がない。今はつぼみだが、咲いてしまうと利用方法がなくなってしまう。咲いたあとプリザーブドフラワーとして加工すれば商品になるのではと盛んに模索している。例えば生産組合みたいなものを立ち上げて花ハスに限らず、ほかの農作物にも広げていければいい」

花ハスの出荷は7月初旬と8月中旬の2つの時期に分けて行われます。振興会では市場への出荷に向かない開花直前の花ハスを、毎月10日に市民交流センター分じろうなどで開かれる「とおか市」で販売する予定です。

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