2024年10月15日 14:14更新
全国地域安全運動に合わせて防犯パトロールの出発式が11日(金)、越後妻有文化ホール段十ろう前で開かれ、参加者が市内のスーパーなどで詐欺や窃盗などの被害防止を呼びかけました。
全国地域安全運動は「みんなでつくろう安心の街」をスローガンに今月11日から20日までの10日間、全国で行われています。十日町警察署管内の防犯パトロールの出発式には妻有地域で活動する防犯団体のメンバーなど約50人が集まりました。
太刀川弘栄署長は「警察の活動だけでは十日町市の安全安心の実現は極めて困難。青パトや子どもの見守り活動は十日町に無くてはならない存在。みなさんの呼びかけが大きな防犯の輪となり、安全安心なまちになると考えている」と挨拶しました。
運動では重点項目の一つに特殊詐欺のほか、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害防止が揚げられています。式のあと参加者は青色回転灯パトロール車で出発し、市内にある5か所のスーパーに分かれて啓発用のティッシュやトイレットペーパーを配りながら詐欺被害にかからないよう注意を呼びかけました。
このうち十日町シルクモールではFC越後妻有のメンバーも参加しました。
FC越後妻有 木村珠奈さん
「普段地域の活性化を目的に活動しているが、それに伴い、地域の防犯活動もして犯罪を無くそうと思い参加した。普段お世話になっている高齢者に犯罪にあってほしくないし、地域の人とコミュニケーションを取って防犯活動に関わりたい」
十日町警察署によりますと、特殊詐欺の被害は管内で今年8月末までに2件発生し、被害額は283万円にのぼっています。また、管内での空き巣や忍び込みによる窃盗の被害は8月末時点で去年の約2倍、11件にのぼっていて、そのうち8件は自宅に鍵を掛けていない「無施錠」状態での犯行でした。
十日町市総務部防災安全課 小林充課長
「自宅に鍵をかけずに被害にあう人がまだまだいる。日ごろから鍵かけに注意をしてほしい」
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