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飛渡第一小全校児童が飛渡川で卵から育てたサケの稚魚放流

2025年03月10日 13:53更新

冬の間サケを卵からふ化させて飼育してきた十日町市立飛渡第一小学校の全校児童が7日(金)に、地元の飛渡川で約1200匹の稚魚を放流しました。

サケの稚魚を放流したのは飛渡第一小学校の全校児童11人です。学校では、地元を流れる飛渡川の環境を守ろうと中魚沼漁業協同組合からサケの卵を提供してもらい、子どもたちの手でふ化させた稚魚を川に放す活動を16年に渡って続けています。

12月に組合から譲り受けた卵200個は1月上旬にふ化し、稚魚はこの日までに体長約4㎝、重さ0.8gにまで育ちました。放流活動は積雪で川際まで降りる道が十分に作れず、飛渡川の水量も多くなっていたため、安全を考慮して、教員たちが急遽ブルーシートで落差2mほどのウォータースライダーを用意しました。

子どもたちはその上から、自分たちで育てた200匹と漁協が用意した約1000匹の稚魚を「元気に帰ってきてね」と成長と回帰を願って放流しました。

児童
「サケを無事放流できてよかった。飛渡川に戻ってきてほしいので、川を大事にしたい」
「エサやりや水やりを頑張ってきた。大きくなったサケに『元気でね』と伝えながら放流した」
「今年は川に入って放流できなかったが、今までみんなで育ててきたサケを放流することができてよかった。これからも飛渡川の環境を守って、サケが帰ってきやすいようにしていく」

中魚沼漁業協同組合 村山徹 組合長
「子どもが小さい時からサケや川を通して環境を勉強してもらいたい。川と海とつながっていることを第1に認識することが勉強の始まりと考えると、毎日飛渡川の事を考えてくれる子どもが出てくれるといいと思う」

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