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マレーシアの大学教授や医師などの一団が十日町市の高齢者健康づくり現場を視察 

2025年04月18日 17:03更新

十日町市の介護予防や高齢者の健康づくりの先進的な取り組みを学ぼうと、マレーシアの大学教授や医師たちで作る高齢化対策を専門とする一団が16日(水)から17日(木)にかけて、市内を視察に訪れました。

十日町市に訪れたのはマレーシア国民大学で高齢化問題を研究する教授や、医療機関で働く医師など12人で構成される視察団です。視察団は2019年と2022年に続いて3回目の十日町市内訪問で、今回は特に高齢者の生きがいづくりなど、コミュニティ活動の先進的な取り組みの場が視察のテーマとなりました。

一行は、川西地域のひだまりプールで行われている水中体操教室や、水沢地域の高齢者の通いの場で開かれている体操の様子を見学し、参加者と一緒に身体を動かしながら、高齢者の健康づくりの取り組みや運営方法を学んでいました。

マレーシア国民大学 モハド・ロハイザット・ハッサン教授
「私が十日町で見たかぎりでは高齢者の数がかなり多い。十日町のコミュニティは意識が高く協力的。高齢者が交流したり、運動することを促すような地域プログラムを作り出しているように見えた。マレーシアもおそらく30年後には高齢国家になる。私たちは学んでそのときに備えて準備をしているところ。十日町のように強力なプログラムは私たちにはまだないので、十日町から学んでいる」

マレーシア国民大学 アズマワティ・モハメド・ナウイ教授
「前回の訪問から新しいことが見られて良かった。学べて良かったし、私たちの地元でも実践できると思う。前回の訪問で得た知識や見たことを基に、いくつか実践しようとした。マレーシアの高齢者は十日町のように活発ではないので、まずは活動に参加してもらえるように呼びかけたい」

この視察は、新潟大学とマレーシア国民大学の交流プログラムを基に行われているもので、医療と介護が連携しあうまちづくりを研究している「新潟大学十日町いきいきエイジング講座」の菖蒲川由郷特任教授が中心となって招いています。

新潟大学 十日町いきいきエイジング講座 菖蒲川由郷 特任教授
「地域でそれぞれの人がいろいろなコミュニティを作って、健康づくりや介護予防に取り組んでいる。十日町の人は元気だと常々感じていて、マレーシアの人に伝えたかった。十日町では当たり前のようにやっている健康づくりや介護予防の活動が、海外の人も含めてかなり驚きだと思う。(視察を通して)お互いに学び合ってよりいいものを作ったり、各地域で特徴のあるものを作っていくなど、いろいろな広がり方が考えられるので今後の展開が楽しみ」

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