2025年05月26日 16:36更新
十日町市の市立学校に在籍する県費負担の教職員が保護者から集めた学校預かり金の一部、総額97万7410円を着服し、自身の借金の返済や生活費に充てていたことが明らかになりました。
これは26日(月)に開かれた市議会全員協議会で市教委が報告したものです。それによりますと、この職員は令和5年8月から令和6年10月までの1年2か月にかけて、保護者から集めた学年積立金などの学校預かり金の一部など総額97万7410円を着服していました。今年3月3日に、この学校の教諭が学年積立金の通帳残金が少ないことを不審に思って管理職に報告しました。校長と教頭が通帳を確認した上で積立金等の一部が未入金であったことをこの職員に質したところ、自身の借金の返済や生活費に充てるために着服したことを認めたということです。
着服金はすでに本人から全額が返済されていて、処分については職員の所属先である新潟県が調整を進めています。
十日町市教育文化部 滝沢直子部長
「教育委員会では学校預かり金は取扱要領により、適切に管理するよう指導してきたが、今回の事案を受け、再度市内全学校の実態把握・指導を徹底した。今後このようなことが二度と起こらないように再発防止に努める」
市教委では23日(金)にこの学校で保護者説明会を開いてこの事案について説明したほか、27日(火)には臨時校長会を開いて、学校預かり金等の適正管理を含めた非違行為の根絶について指導を行うなど再発防止に努めていくとしています。
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