2025年06月24日 10:24更新
今回で通算37台目!
地域福祉に役立ててもらおうと、十日町市昭和町1丁目にある「宮幸酒店」が近隣の住民や飲食店からアルミ缶を集めた収益で車いす1台を20日(金)、十日町市に寄贈しました。
宮幸酒店は近隣住民や飲食店からアルミ缶を回収し、売った資金で、車いすを購入し市に寄贈する活動を平成2年から続けています。
十日町市役所で行われた贈呈式では宮幸酒店の福納卓哉店長が池田克也副市長に目録を手渡しました。車いすは居宅介護支援業務を行う株式会社クリーンセキュリティーから購入したもので、宮幸酒店からの市への寄贈は今回で37台目となります。
池田克也 副市長
「これだけ続けられることは本当にすごいことで、我々も有効に活用させてもらっている。これからは高齢化が進んでいくので、車いすは本当に必要で要求も増えてくる。このように車いすを寄贈してもらえることは非常にありがたい。今後も必要な人のために寄贈された車いすをいろいろな所で有効活用していきたい」
福納卓哉店長によりますと、物価高騰などでコストのかかるペットボトルやリターナブル瓶に代わって缶製品を扱うメーカーが以前より増えていて、それにあわせてアルミ缶の回収量も多くなってきているとのことです。
宮幸酒店 福納拓哉 店長
「お酒は日々の活力を高めたり、コミュニケーションを円滑にし、いい商材だと思っていたが、福祉の分野にまで貢献できることはとて嬉しい。自分自身が介護の仕事をしていたこともあり、高齢者にとって車いすの重要性は感じていて、市内の施設等にあると助かる方もたくさんいるのではないかと思う」
今回寄贈された車いすは過去に宮幸酒店が寄贈し、中条公民館に配置されたものと入れ替えられる予定です。
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