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農業女性フォーラム in 越後妻有 高校生など4組が頑張っている活動を紹介

2025年12月02日 18:00更新

妻有地域で農業に取り組む女性たちが経験や成果を語り合う「農業女性フォーラム」が30日(日)に千手中央コミュニティセンタ―で開かれました。

この催しは女性農業者の活動を多くの人に知ってもらい、新たに農業に取り組む人の後押しをしようと、地元の農業関係者の有志が去年から始めました。フォーラムでは、津南町で農業をしながら民宿を営む尾池三佐子さん、川西地域の千手直売施設管理組合「千年の市じろばた」など、十日町市と津南町から4団体の代表が基調講演に立ち、会場に訪れた約70人がそれぞれの日頃の活動について耳を傾けました。

登壇者の中で学生として今回注目を集めたのが、十日町総合高校で農業を学ぶ3年生の4人です。農業を通じて、人と人との交流を広げ地域を活性化しようと、小学校での出前授業や、地域の人を招いた農場見学会などの活動成果を紹介しました。

「先輩の思いを引き継ぎ、住み続けられる町、十日町を目指し4人で活動を進めてきた。正直、企画したイベントはどれくらいの人たちから共感を得られるのか当日を迎えるまで不安でいっぱいだったが、参加した人、関わってくれた人たちの様子から地域の活性化につながっていると実感した」

また、さつまいもの栽培・加工や、女性農家の自立支援などを行う「women farmers Japan」の佐藤友美さんは、農業を始めることに対して否定的だった自分がどうして農業を志すようになったのか、自身の経験を語りました。

「父は兼業農家で仕事と農業の両立にいつも追われていたし、農繁期になると家中がすごく慌ただしくなる。そんな姿を見てなんて大変なんだと子どもながらに思っていた。それが当たり前だと思っていた豊かさは家族が手間暇をかけて作ってくれていたから成り立っていたというものに気づいた。それが自分が農業に向き合う大きな転換点になった。農業はいろいろなやり方ができるからこそ1つの正解がある仕事ではない。暮らしの数だけ農業の形がある。皆さんにも自分の農業みたいなものはきっとある。それを皆さんと一緒にこの地で楽しんで続けていければいい」

講演を聞いた人
「すごく頼もしい。農業は若い人でも年をとってもできる仕事でやりがいのある仕事。若い人たちも農業を楽しみにやっているようだしそのままずっとやってくれればいい」

講演を聞いた人(村上市から)
「十日町のほうが進んでいる。すごく元気のある人たちがいっぱいいると思った。自分も参考にして村上でも実践できることがあればいい。遠くから来たがよかった」

農業女性フォーラム 2025㏌ 越後妻有 水落 静子 実行委員長
「今回は新たに高校生に入ってもらったが、ほんとうにいい取り組みをしている。越後妻有で頑張っている女性の思いをみんなに聞いてもらえる会ということで、それがまた十日町の農業につながるといい。男性も女性も一緒になってやっていきながら農業がつながっていってもらいたい」

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