2026年03月31日 17:54更新
中学校の再編について保護者や住民が話し合う検討会「みんなの学校プロジェクト」の途中経過が30日(月)に報告されました。検討会では当初3月末までに結論を出す予定でしたが、新しい中学校の学区編成について、まだまとまっていないことから4月以降も議論を続けることを決めました。
十日町市の中学校の再編を巡っては、現在学識経験者や学校の関係者のほか、地域に推薦された市民・保護者など50人でつくる「十日町みんなの学校プロジェクト」が方針案を話し合っています。2024年3月に「中学校のあり方検討委員会」が結論付けた「全市の中学校を10年後に2から3校。30年後には全市で1校にする」という提言書を前提に、プロジェクトでは去年の9月から議論を重ねてきました。
8回目となった今回の会議では方針のたたき台が発表され、目指す教育の姿や新たな中学校の配置についてなど方向性が示されました。たたき台では目指す教育の姿を「生徒一人ひとりが安心して自分らしく学び、仲間や地域と関わりながら主体的に未来を切り開いていく力を育む教育」とし、小中一貫教育やコミュニティスクール、キャリア教育の推進などを掲げています。
また新たな中学校への通学については、夏場は時間を約45分以内を目安として、公共交通を積極的に活用した地域住民と共用できる通学体制の構築を目指すとし、それのみで対応が困難な地域はスクールバスなど地域の実状に応じた柔軟な運行を行うと位置づけています。一方、学校の配置や立地については選定の判断基準を明らかにしたものの、具体的な場所は明記されませんでした。
あわせて、学区編成についてもまだ話し合いの最中となっていて、「10年後に2から3校と段階を踏まず、早い時期から1校で検討すべき」という意見が多くあがっていると報告されました。
みんなの学校プロジェクト 雲尾周 座長
「子どもたちの学びをどう保障するのかは根本にあるので、育てたい子ども像をしっかりと見据えること。スクールバスを増やすには人手が足りない。1方向的に集まれる公共交通機関は早さもあるし、公共交通機関の維持にも利用者が必要で、2重3重の効果がある。『30年後に1校にする』という話はあったが、段階を踏まずに1校にすることが必要なのではという形になってきた。段階的に統合するとお金を使うことになる。2重3重に統合を重ねるよりも1度に進めたほうがいいのではないか」
みんなの学校プロジェクトは8回目の今回の会議で方針の結論を出す予定でしたが、まだ議論を続ける必要があるとして、4月以降も継続されます。教育委員会によりますと、今年6月ころには方針案が固まる見通しで、それを基に市が具体的な再編計画を立てる予定です。
十日町市教育委員会 渡辺正範 教育長
「今回は話し合いの期間をのばしたが、ステップとしては順調に進んできている。まだ話し合う余地が残っているということ。方針はことし中に示すが、具体的な計画は地域との協議の中で決めていく。それもなるべく早くしていく必要がある」
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