2022年08月26日 14:18更新
松之山地区の棚田でコメを作ってきた東京都の食堂経営者が、松之山地区を支援しようと十日町市にふるさと納税の寄付をしました。
ふるさと納税をしたのは、東京都でごはん専門店「おひつ膳 田んぼ」を経営する岡野真吾さん(56)です。岡野さんは25年前、店をはじめた時、たまたま松之山の棚田の写真を見て感動しごはんの専門店を開く思いを抱きました。
岡野真吾さん
「棚田だらけ、道のギリギリまで隙間あれば米を作った切実、色々なことが地面から伝わってきた」
その後、岡野さんは松之山の田んぼを借りて、農家に教わりながら、自らコメ作りをはじめました。
今では毎年10トンほどのコシヒカリを収穫し、代々木や表参道などにある店舗に提供しています。
岡野さんは今年、店が創業25年を迎えたことから、23日(火)、十日町市の関口芳史市長を訪ねて、200万円をふるさと納税として寄付しました。市では岡野さんの希望により、寄付金を松之山地区の棚田保全に役立てることにしています。
関口芳史 市長
「お気持ちに沿った形で使わせていただきます」
岡野さんは8年前から住民と協力して田んぼアートも開始
岡野真吾さん
「(松之山と)根強いパイプがある特殊な飲食店ということが、25年やって来られた要因。棚田が(保全の)苦境に立たされている話を聞いて何かしたいと思った。付合ってくれた松之山のみなさんに感謝したい」
岡野さんは、今後も米作りやふるさと納税も続けていきたいと話しています。
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