2025年07月15日 17:28更新
十日町市立吉田中学校で日本郵便信越支社や魚沼吉田郵便局などによる出前授業が10日(木)に開かれ、2年生が手紙の書き方やマナーを学びました。
吉田中学校の2年生は毎年、職業体験を受け入れてくれた市内の事業所や行政機関などにお礼の手紙を送っています。この出前授業は職業体験に出向く前に、日頃から郵便物を扱っているプロから手紙の書き方を学ぼうと学校が日本郵便信越支社に依頼して開かれたもので、昨年に続き2回目の開催です。
講師で学校を訪れたのは魚沼吉田郵便局の髙橋準一局長と十日町川治郵便局の羽鳥正徳局長です。授業ではまず、高橋局長が宛名のバランスの良い書き方をはじめ、前文や末文などを含めた手紙の構成などを紹介したあと、羽鳥局長が本文に盛り込む内容について、具体的な例題を示して説明しました。
2年生18人の多くは封書の手紙を書くことが初めてで、生徒の一人は「郵便は年賀状しか書いたことがなかった。前文・本文・末文・後付けがあるお礼状は初めて。少し緊張する」と話していました。
また授業の合間には、郵便局で郵便物が仕分けられる仕組みも紹介され、配達済み封筒にブラックライトを当てると特殊なインクが発光して浮かび上がる様子を生徒たちが観察しました。このインクは郵便区分機にかけられたときに印刷されるもので、郵便番号や番地等の情報を含んでいて、郵便物の区分や配達順路の組立に役立てられるということです。
今回の出前授業を通じて、髙橋局長は「手紙文化に親しんでもらい、シチュエーションに応じた書き方があることを学んでいただけたら幸いです」と話していました。
記事・写真提供:魚沼吉田郵便局
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