2022年09月06日 09:40更新
着物作家で十日町市議会の元議長だった庭野政義さんが、自ら運営しているギャラリーで日本画の作品展を開いています。
ギャラリーに展示されているのは、庭野さんが絵の師匠と慕っていた故 田中武夫さんの日本画16点です。
そのうち3点は、縦1.8メートル横2.5メートルに及ぶ200号の大作です。
庭野政義さん「(田中さんの絵は)デッサンがしっかりしているから作品が良くなる。葉や木の枝のつき方、影がしっかりしている点がポイント。十日町の昔のことが良く描かれている。細かく見てもらえれば伝わってくる」
田中さんは日本美術院の院展に3回入選し、院友になるほどの実力がありました。庭野さんは中学生の時に、教員だった田中さんから絵の手ほどきを受け、卒業後も交流を続けてきたということです。
今後も季節ごとに、田中さんの作品を入れ替えて展示することにしています。
このほかギャラリーでは、庭野さんの着物作品11点も展示されています。
これは庭野さんの代表作「月」です。夏の着物に使われる絽(ろ)という生地を使っています。
庭野政義さん
「十日町織物は先染め。糸に色がついている。白を表すには色を抜いて再び入れ直す。着物作家も頑張っている。ぜひ見ていただきたい」
ギャラリーは県道74号沿い、ほくほく線美佐島駅から徒歩1分ほどの所で、赤い屋根が目印です。
開館時間は午前10時から午後4時半まで。大人300円、子どもは無料です。
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