2022年09月30日 18:31更新
今シーズン、女子サッカーの北信越2部リーグで優勝し、1部リーグへの昇格を決めた実業団チーム「FC越後妻有」のメンバーが27日、松代地区で育てたイネを収穫しました。
「FC越後妻有」は「サッカーをしながら里山で暮らす」をポリシーにする実業団チームです。メンバーは12人。普段から松代地区の棚田でコメ作りを手伝っています。
この日は稲刈り機が入れない、田んぼのイネを鎌を使って手刈りしました。
チームのメンバーは、ほとんどが県外出身です。全員がコメ作りの経験はありませんでしたが、地域の人や先輩に教わって今ではすっかり農作業に慣れた様子です。
FC越後妻有 山下由衣さん
「今年は雨の降るタイミングが悪くて、梅雨は雨が降らず、夏場に降った。水はける作業が大変で、稲刈りギリギリまで行った」
FC越後妻有がコメ作りを手伝っている田んぼは全部で140枚以上、9ヘクタールほどです。田んぼは、高齢化で担い手がいない土地を借り受けるなどしています。
FC越後妻有 山下由衣さん
「私たちは田んぼの技術的にはまだまだなので、一人前になれるように。(棚田の)担い手は足りない。私たちから発信して状況を知ってもらいたい」
収穫したコメは「大地の米」という名前で大地の芸術祭の会場、まつだい農舞台や現代美術館MonET(モネ)のほか、「越後妻有オンラインショップ」などで販売されています。価格は今年度産の新米が5キロで3900円、売り上げの一部は棚田の保全費用として使われます。
「来季リーグ戦頑張ります!」
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.