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松代病院の診療所化に向けて「オンライン診療」のデモ 在宅医療の充実へ

2026年01月21日 10:16更新

4月から県立松代病院が無床診療所になることに伴い、在宅医療の充実に向けて導入される「オンライン診療」のデモンストレーションが19日(月)に行われました。実現すれば、診療所に足を運ばずに医師の診察から薬剤師による服薬指導まで自宅で受けられるようになります。

4月1日から新しい体制となる「県立まつだい診療センター」では、通院が難しい高齢者などに向けた在宅医療や訪問看護を充実させる手法として、オンライン診療を導入する予定です。

この日は松之山自然休養村センターを患者宅に見立てて、オンライン診療の実演が行われました。

実際にオンライン診療が導入されると、まず診察を補助する看護師がカメラとタブレット型パソコンを持って患者の自宅に訪問し、診療所と通信をつなぎます。そして看護師が血圧や脈拍などバイタルを測定したあと、病院にいる医師がモニターを通して患者に質問をしたり、病気の兆候を診断して、薬の処方までを行います。

松代病院 吉嶺文俊 院長
「患者さんの状況にも寄るが、外来までわざわざ来なくてもよくなる場面はあると思う。ただ、従来の外来診療や訪問診療がこれで置き換わることはなく、手厚くできるようになるかに焦点を置いた方がいいと思う。機器やインフラなどの整備は、もう少ししっかりとやってもらいたいと思うので、国や県、市でもっと考えてほしい」

松代病院 板垣雅美 看護部長
「手法を複数のスタッフが把握しないといけないし、患者さんの家の環境も整えてもらう必要があるけれど、今現在までも訪問診察や訪問看護を松代病院はやっていて、そこにやりがいや生きがいをもって職員が仕事に当たっているので全く抵抗感はない。医師とのコミュニケーションも、タイムラグもあまりなく問題ないと感じた」

このあと、十日町市が計画する薬の配達サービスのデモンストレーションも行われました。このサービスは医師が処方した薬を十日町市と協力を結んだ調剤薬局が患者の自宅に届けるもので、配達員が持ってきたタブレットを通して薬剤師から服薬指導を受けることができます。

デモ体験をした 中島健男さん
「病院まで行くとなればいい着物を着たり緊張もするけど、自宅でとなれば平常の数値で診療してもらえると感じた。パソコンの画面を見慣れていない人はどこを見て話したらいいのかや距離感など、その辺の説明やフォローをしてもらえたらもっとよくなると思う。2回に1回オンライン診療にしてもらえれば家族も負担が減る。試験的にやってみてもらえればありがたい。特に冬場」

新潟県病院局 経営企画課 田中秀明 課長
「一通りやってみて、想定していたことはできた。実際に薬を処方する際の薬局とのやりとりや、診療が必要なときの医師と患者のスケジュールをどう合わせるかなど様々な課題がある。また機材的な面でも、声がよく聞こえなかったり声の返りが遅いなどもあるので、技術的に解決できる面や制度の面でどうやって整合性をとっていくかも含めてこれから検討していきたい」

県病院局によりますと、オンライン診療はまつだい診療センターの整備と十日町病院への入院機能移行を優先させた後に導入を進める方針です。

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