2022年10月28日 19:21更新
全国高校駅伝通称「都大路」の出場をかけた県予選が28日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで開かれ、県立十日町高校の女子が去年に続き連覇、男子も優勝しました。
県高校駅伝は感染対策に対応し、例年の弥彦村ではなく新潟市のデンカビックスワン周辺を回るコースで行われました。男子は7区間42.195キロ、女子はその半分21.0975キロを5区間で走ります。
女子は1区、十日町高校のキャプテンで3年の村山愛美沙が区間賞となる走りでトップに立ちます。
つづく2区は、1年生ランナーの阿部和夏が新潟第一に抜かれ、3区は大塚彩世が食らいついて、デッドヒートを見せるも2位でタスキを渡します。
そして4区の3年生、福原陽が村山に続く区間賞の力走を見せ、トップを奪い返します。タイムは2位に18秒の差をつけました。最後5区はアンカーの3年南雲穂香が区間3位の走りで逃げ切り、タイム1時間12分37秒、見事去年に続いて2連覇を達成しました。
村上主将「ことしはどこの学校も混戦と言われていて、学校のチーム内の状況も去年よりレベルは上がっていたが、大会が近づくにつれてけが人も出るなど、万全な調子で全員が出れたわけではない。その中で優勝できたのはすごい大きかった。自分の1区のところで流れを作るのが一番のポイントだった。スタートして誰も出ないのは予想していたので自分で行くしかないと思って思い切って前に出た。ことしは都大路で戦うための脚作り、去年が土台作りだった。去年の経験を生かして都大路で勝負するのが一番の目標、全国16位くらいを目指したい」と話していました。
また男子も頑張りました。1区2区で中越と開志学園に続く、3位でタスキを繋ぎます。3区では中越がコースを間違えるミスがあり、3年生の小泉世成が区間賞の走りをみせて、トップに立ちます。
その後も後ろに中越が迫る中、粘りの走りで7区まで首位を守り抜き、チームは2時間9分59秒で優勝。1990年からの6連覇以来、27年ぶりに栄光をつかみました。
藤ノ木剛主将「とてもうれしい。最初の区間はあせったが、後半の区間で上がっていって優勝を確信していた。全員今できる100パーセントの力を出しきれた。(全国に向けて)チーム一丸となって頑張りたい」
十日町高校は男女そろって都大路出場を決めました。全国高校駅伝は12月25日京都市で行われます。
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