2022年10月31日 11:36更新
第54回十日町市美術展が31日(月)まで、越後妻有文化ホール「段十ろう」で開かれました。
十日町市展は文化の普及と作り手の育成を目的に開かれています。54回目の今年は洋画・版画、書道や写真など6部門に市内外から173人、220点の出品がありました。部門ごとに最高賞となる市展賞1点のほか、奨励賞や佳作賞などが審査員によって選ばれます。
これは写真部門の市展賞、十日町市松之山の佐藤明彦さんの「雪国の芽吹き」です。根明けでも新緑でもないブナの繊細な枝の様子が描かれ、美しい季節感があると評価されました。
訪れた人
「肉眼で見る美人林と全然違う。写真撮る人はシャッターチャンス(を狙って)朝早く起きたり。すばらしいと思った」
これは工芸部門で佳作賞になった十日町市山崎の樋口進さんの作品「衝立(ついたて)」です。色んな木を組み合わせていてベースとなる木を切り抜き、そこに別の木をはめ込む「象嵌(ぞうがん)」と呼ばれる工芸技法が見事と評価されました。
樋口進さん
「枠はスギ材を使った。サクラをイメージして作った。これはエンジュで、枝はケヤキ。賞をもらうとは想像していなかったので作った甲斐がある」
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.