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ネギ1億円産地化へ 関口市長が吉田地区の新しい共選場を視察

2022年11月25日 04:00更新

ネギの生産で売上1億円を目指すJA十日町が今年9月に吉田地区に新しい共選場を整備し、24日に関口市長が視察しました。

JA十日町では農業者の所得を増やすためにネギの生産を拡大し、売上1億円突破を目指しています。ネギの収穫時期は8月のお盆明けから雪が降る前の11月いっぱいまでです。管内の作付面積は平成29年は2.5ヘクタールでしたが、現在ではおよそ9ヘクタールまで増えました。

また2年前からベテラン農家によるネギ塾を始めたことで新規生産者も26人増え、現在は管内全体で40人が生産に取り組んでいます。主な出荷先は関東や関西の市場で、売り上げは令和2年度で3400万円、昨年度は4430万円と徐々に規模を拡げています。JA十日町園芸畜産課の橋本克幸課長は「標高差も十日町はあるので非常に甘みが強く触感が良いと、品質が非常に良いということで市場からも評価をいただいている」と話します。

ネギの生産拡大にともない、JA十日町では2年前に農業者が持ち込んだネギを選別して出荷する簡易共選場を中里地区に設けましたが、生産量が増えており、ここだけでは対応しきれなくなっていました。こうした状況からことし9月、吉田地区にあったコメの低温倉庫を改修し、新たな共選場を開設しました。ここでは今シーズン多いときで1日に5キロの箱、360ケース分を出荷したということです。

この日は関口市長が新しい共選場を訪れ、ネギの葉と根を落とし、長さをそろえて、箱詰めするまでの作業ラインを見学しました。

視察後に関口市長は「見せてもらったら相当スムーズに流れている。地域の皆さん中心に26人の雇用も生まれていて大変ありがたい。現場の声を聞いて市ができる応援・支援を素早く届けることが大事。ネギは十日町にとって1億円産地化の最初に達成できるものになるのではないか」と話していました。

橋本克幸課長
「助成をして新たな農家に増えてもらいたい。すでに取り組んでいる生産者も面積を増やしてもらい、自分で処理できないものは共選場に持ってきてもらえれば」

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