2022年11月24日 21:12更新
十日町市立吉田中学校が今年地域の人と一緒にフリーマーケットを開き、出店料や会場で集めた募金をケニアの子ども支援に寄付しました。この活動が評価され、全国表彰ボランティア・スピリット・アワードのコミュニティ賞を受賞しました。
ボランティア・スピリット・アワードはボランティアに取り組む青少年をたたえる全国表彰です。吉田中学校では今年度、生徒会が中心となり、全校生徒でSDGsの達成に向けた社会貢献や過疎化地域の活性化などの目標を立て、学校の体育館や近くの吉田ふれあいスポーツセンターなどでこれまでに4回のフリーマーケットのイベントを企画しました。
学校のOBやミュージシャンにも出演してもらうなど工夫を凝らし、多いときには市内外の20以上の出店ブースが並び、800人以上が訪れる地域イベントに成長しています。参加店舗からは500円ずつ出店料を集めたほか、会場で募金を呼びかけ、これまでに集まったおよそ12万円をケニアで子どもの自立支援を行うNGO、モヨ・チルドレンセンターに寄付しました。
こうした活動が評価され、吉田中学校は今年度のボランティア・スピリット・アワード、コミュニティ賞を県内の中学校で唯一受賞しました。この日は主催者を代表し、ジブラルタ生命保険長岡支社の石橋省二支社長が学校を訪れ、生徒の代表に表彰状を授与しました。
フリーマーケットを発案した生徒会の村山奈桜副会長
「自分も実際にSDGsに貢献できる活動をやりたいと始めた企画。こうやってすごい賞もらって自分の学校が誇らしくなった。イベントはたくさんの改善点が出たが、どんどん良くなるのが目に見えて、良かったと思う」
庵原虎男会長
「やってきたことが誰かのためになっていて、それが評価されてうれしい。よりたくさんの人に協力してもらい、次回は後輩に引き継いでさらに良い活動にしたい」
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