2022年11月24日 21:10更新
十日町市立十日町小学校の創立150周年と同じ校舎内にあるふれあいの丘支援学校と発達支援センターおひさまの創立10周年を記念した式典が19日に開かれました。あわせて3つの施設の児童と生徒が一緒に歌うことのできる愛唱歌が完成し、式典で初めて披露されました。
十日町市立十日町小学校とふれあいの丘支援学校、そして発達支援センターおひさまの3施設は、全国でもめずらしく同じ校舎にあり、運動会や文化祭などを一緒に開催するなど共生教育に取り組んでいます。
式典は感染防止対策のため各教室をつないだオンラインで行われ、3施設の児童生徒302人のほか来賓が出席しました。式典では施設長を代表して十日町小学校の松澤ゆりか校長が「この夢の学校は地域の共生教育の拠点として歩んできた。子どもたちのやわらかな関わり、お互いに向けた笑顔を見ていると、共生社会の担い手として確かに歩んでいることを確信している」と話しました。
続いて児童を代表して十日町小学校の6年生、池田蒼さんが「廊下ですれ違ったときの挨拶など、共に過ごすことが当たり前になってきている。一人ひとりの個性を受け入れて互いを認め合える関係。私はそれこそが共生と考える。これからもたくさん交流を続けて、笑顔が飛び交う城ヶ丘を目指していきましょう」とお祝いの言葉の述べました。
続いて3施設の周年記念として作られた愛唱歌「ゆめのおか」が披露されました。制作したのは東京パラリンピックの入場曲「生きる」を手掛け、大地の芸術祭にも関わった蓮沼執太さんです。蓮沼さんは3施設の児童生徒が一緒に歌える歌として、歌の途中にそれぞれが自由に表現できる「歌詞自由」というパートを取り入れました。参加者全員による愛唱歌の合唱では「歌詞自由」の部分で手拍子が行われていました。
6年生は「蓮沼さんの歌は覚えやすい曲で歌いやすかった。夢の丘というフレーズが好き」「歌詞自由の部分がみんな自由に歌えて良い」5年生は「みんなが気持ちよく歌っていたので、自分も後から緊張がほどけた」「自分たちが卒業しても新入生や在校生に歌い継がれる歌になってほしい」と話していました。蓮沼さんも「どんどんみんなで変えてもらって、自分たちの愛唱歌に作っていってほしい」と子どもたちの合唱を聞いて喜んでいました。
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