2022年12月01日 19:04更新
スポーツを中心に地域資源を組み合わせた事業で人を呼び込み、まちの活性化につなげようと、十日町市スポーツコミッションが11月29日、「地域ツーリズム研究会」を立ち上げました。
福崎勝幸会長「ゼロベースで十日町市のお宝を探し、活性化の糸口を探してもらう。それが地域ツーリズム研究会。皆さんの思いや考えをとにかく出してもらい、地域にあったツーリズムは何かを導き出せれば」
「地域ツーリズム研究会」は十日町市スポーツコミッションが新たに立ち上げた組織です。スポーツと自然、文化、食などの地域資源をかけあわせた事業を展開し、地元に人を呼び込み地域づくりにつなげるのがねらいです。具体的にはパラスポーツの選手を対象に、そば打ち体験をしてもらい、車いす利用者でも入れる温泉を巡り、冬のスノーランタンを楽しむツアーなど、地域のお宝を自由な発想でかけあわせたツアーづくりを目指していきます。
設立の経緯について福崎会長はコロナ禍を挙げ「私たちの営業活動はできない。また相手も十日町市に来れない。活動できていた当時はコミュニケーションがはかれて、それで結果として合宿ができたり、イベント・大会誘致ができていやが、いまはそれがない。もう一度十日町の在り方を考えてみようと至った」と話します。
この日は研究会のキックオフミーティングとしてスポーツコミッションのメンバーのほか旅行会社などの観光関係者、行政などから25人ほどが本町2のホテル&ダイニングしみずに集まり、会の方針や今後のスケジュールを確認しました。研究会では今年度からの3か年計画で地元の様々な分野や立場の人から活用できるアイデアや地域資源の情報を集め、試験的に事業やイベントを行っていきます。そのうえで、計画最後の年にツアーの提言・提案を行政や民間業者、市民に向けて行う方針です。
福崎会長は「このような取り組みはなかなか全国でもない。市民一人ひとりがトップセールスマン。十日町のお宝さがしはすごく面白いと思う。それの色々なジャンルを考えていく初の試みなので期待している」と話していました。
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