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地域おこし協力隊に初の外国人 松之山に仏のローランさん着任

2022年12月01日 19:25更新

十日町市松之山の下川手地区に新しい地域おこし協力隊としてフランス人のローラン・アントワーヌさんが1日付で着任しました。外国人の協力隊員は市内では初めてです。

地域おこし協力隊に着任したのは、フランス南東部アルプスの町アヌシー出身のローラン・アントワーヌ・テオフィル(LAURAIN ANTOINE THEOPHILE)さん36歳です。担当する地区は美人林がある松之山の下川手です。ローランさんはウズベキスタンにあるフランス大使館の文化担当を務めた後、ポルトガルに渡り、観光会社を立ち上げてリスボンでガイドをしていました。また母国フランスの高校では歴史教師をしていた経験もあります。現在習得中の日本語を加えると6か国語を話せるということです。

ローランさんが十日町市を知ったのは8年前です。外務省に務める日本人の妻が、ブラジルで開催されたサッカーワールドカップの日本を紹介するブースで、国宝の火焔型土器の展示に携わったのがきっかけでした。十日町市に興味を持ったローランさんは今年5月から6月までお試し協力隊として松之山など3地区で暮らし、このたび正式に着任しました。

ローランさんはインタビューで「リオデジャネイロに住んでいた時に初めて十日町について聞いた。雪国で育ったので雪が降っているところに戻りたいと思っていた。自然の環境で自給自足の生活がしたい。集落の皆さんのやさしさに惹かれて都会の冷たさに比べるとすごく温かい感じで、ここが良いと思った」と話しています。

ローランさんは美人林のまわりにある無人市場で地場産野菜や木工品の販売を活性化させたいと意気込んでいます。また生活の基盤が整い次第、多言語を話せることを生かして美人林や森の学校キョロロなどで外国人向けのガイドにも挑戦したいとして「集落の収入になるようにいろいろ考えなければならない。日本語以外が5か国語しゃべれるので、喜んで外国人観光客の案内をしたい」と話していました。

今回の着任で十日町市の協力隊員は現在16人となりました。市によりますと、これまでに89人を受け入れ、その7割が市内に   定住しているということです。

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