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恐竜が遺跡を疾走!笹山遺跡で県内初のティラノサウルスレース

2022年12月10日 15:23更新

全国で開催され話題を集めている、恐竜の着ぐるみを着て競争する「ティラノサウルスレース」が10日、県内で初めて十日町市の笹山遺跡広場で開かれました。

参加した人「山形県から来た。ことし鳥取でこのレースを初めて見てハマってしまって、9月は八戸、先月は山梨、今回3回目!日常と離れたくだらなさが魅力。地元じゃ恥ずかしくて出れない」「柏崎から来た。初めてだけど、前から出たいと準備していた。十日町の開催で近くでよかった」「新潟市から。前から出たくて念願がかなった。着ぐるみはちょっと動きづらいだろうと練習してきた。大人が無心になってバカ真面目に遊ぶことに参加したかった」

このイベントは国宝の火焔型土器が発掘された笹山遺跡に、多くの人に足を運んでもらおうと伊乎乃の里縄文サポートクラブが開きました。クラブの桾沢春奈さんは「縄文時代中期の笹山遺跡で見つかった火焔型土器は新潟県唯一の国宝にも指定されている。ティラノサウルスも縄文の遺物・遺跡も『発掘』で見つかった。ティラノサウルスをきっかけに遺跡に来てもらいたいと開催した」と話します。

笹山遺跡広場には県内外からエントリーした男性4人、女性8人のほか、出場者の友人や家族など多くの人が集まり、賑わいました。出場者は着ぐるみ姿でラジオ体操をしたあと、〇×クイズや借り物競争のほか、男女別で50メートルを競うレースに出場し、会場は声援や笑い声に包まれていました。

メスの部で優勝した長野県在住の小熊さんは「すごい走りずらいので前が見れないが優勝して爽快だった。天気も良くてうれしい気持ち。新潟県は良いところで景色もよく、あちこちまわりたい」オスの部で優勝した十日町市在住の高橋さんは「本来は雪の中でやりたかった。もっとグレードアップしてやりたい」と話していました。

桾沢さんは「皆さん大勢に来ていただいて励みになるし、うれしく思っている。景色もとても良いところで、まずは気軽に笹山遺跡に来てもらいたい。来年も開催してほしいという声も聞こえているので、検討したいと思う」と話していました。

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