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活動28年目!川西の雪下ろしボランティア「夢雪隊」今冬は4軒担当

2023年02月04日 16:47更新

十日町市川西地区で高齢者宅の屋根の雪下ろしを行うボランティア団体「夢雪隊」の活動が28年目を迎え、今シーズンも4軒の世帯を担当し、冬の地域コミュニティを支えています。

スノーボランティア夢雪隊は、高齢者世帯の増加で屋根を雪下ろしをする担い手の需要が福祉関係者から高まったことがきっかけで、阪神大震災のボランティアを経験した若者を中心に平成7年に発足し、ことしで活動28年目を迎えます。現在37人の隊員がいて、商工会青年部を中心とした平日隊が1隊、土日に出動する休日隊が3隊の計4隊体制で、積雪状況に応じて活動しています。

夢雪隊は市の除排雪援助事業の対象に当てはまらず、各地の民生委員から申請のあった世帯を審査した上で雪下ろしの対象にしていて、今シーズンは4世帯が対象です。この日は休日隊の9人が集まり、岩瀬にある高齢者夫婦の住宅で作業しました。屋根雪に残る雪は1メートルに満たないものの、しまり雪となって重たくなる中で隊員たちは手際よく、わずか30分で綺麗にしました。夢雪隊はあくまでボランティア活動として、独自のモットーを掲げています。

丸山靖夫事務局長 「楽しんでやること。ボランティアなので無理はしない。みんなで短時間でいっきにやる。無雪隊は『無接待』で気持ちの品は受け取らないということで活動している。地元の人の力を借りながら除雪活動をしているが、無理した活動ではあってはならない。みなさんの支えあいの力で末永く活動していきたい」

隊は発足から昨シーズンまでに延べ292の世帯の雪下ろしを行ってきました。一方で隊では、近所や親戚などが助け合って雪下ろしをしあえる社会、つまり「夢雪隊の解散」を最終的なゴールに掲げています。道のりは遠いですが、少しずつその輪も広がり始めています。雪下ろしのあと、家屋の脇に落ちた雪の片づけは、付近の住民が除雪機をもって駆けつけてくれました。

創設期からの隊員「こういう細かいところは我々の手が届かない。こうやって地元の人が協力してくれるとものすごい助かる。我々が最初に始めたころはこういう動きがしたくて始めた。まさに今そういう感じになってきてありがたい」

丸山事務局長「今の時代、隣近所の支えあいが薄れている部分がある。そこをもう一度整えてもらいながら、できれば夢雪隊がなくなるような、支えあいの気持ちを地域で持ってもらいたい。またボランティア活動が希薄になる中でも、さらに若い人にも活動に理解と協力をもらえれば」 

夢雪隊では引き続き、雪下ろしに協力してくれる新たな隊員を募集しています。詳しくは十日町市社会福祉協議会川西支所にある夢雪隊の事務局までお問い合わせください。

スノーボランティア夢雪隊事務局
■十日町市水口沢71番地 (十日町市社会福祉協議会川口支所内)
■TEL025-768-3343
■kawanishi@tkm-shakyo.or.jp

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