2023年03月10日 18:54更新

十日町市内で活動する東一輪車クラブの演技発表会が5日（日）十日町市立東小学校で開かれメンバーが日頃の練習の成果を地域の人たちに披露しました。

東一輪車クラブでは東小学校の児童を中心に現在園児から高校生まで20人が活動しています。練習は東小の体育館をメインに毎週火曜日と土曜日の2回行っています。

美しさや完成度を競いあう演技部門とトラックや、マラソン競技に挑戦するレース部門にわかれてそれぞれ大会に向けて、技術を磨いています。

発表会は例年クリスマスにあわせて開かれていましたがコロナ禍で延期となり、改めて地域に向けての成果披露の場を設けようと開かれました。会場には保護者や学校の関係者など130人が集まり、メンバーの迫真の演技を見守りました。

東一輪車クラブは新潟県妻有一輪車協会の名前で30年以上前に発足しました。当初はレース部門のみに取り組み、平成16年からはクラブの名称も現在のものに変えて、演技部門の練習もスタートしました。

かねてから全国大会を目指してきたものの、レベルが伴わず出場を見送ってきましたが、近年メンバーの技術が向上したことで去年はチームで2度目となるトラック競技の全日本大会、そして初のマラソン大会にも挑戦しました。

その結果、メンバーの中から優勝をつかむ子も・・・

4年生10kmで優勝　根津彩羽さん
「率直にうれしいし、2位とのタイム差も3分以上あって驚いた。達成感がある。一輪車はレースと演技の2つに分かれていて得意と苦手が分かれるけど、得意な方を伸ばすことと苦手を克服するのが一輪車の楽しさだと思う。今年の10月のトラックレースで去年の記録のリベンジをがんばりたい」

小2以下ハーフマラソンで優勝　小杉愛夏さん
「ハーフマラソンでは、1年生の時より順位が1位に上がったのでよかった。今度はフルマラソンをお姉ちゃんと頑張りたい。東一輪車クラブに入ってから、難しい技がありそうと思ったけど楽しいことばかり。目標は、立グライディング、片方の足をあげる演技ができるようになること」

東一輪車クラブ 代表コーチ 小杉健太さん
「我々が現役でレースに挑んでいたときは、入賞者まで全然いかなかった。全国の壁が大きくてかなり苦労した。いまその経験を踏まえてえて子どもたちに指導することで、しっかり力がついてきたと感じている。東一輪車クラブの活動をまず知ってもらい、地域の一つの習い事として成り立っていければ」

東一輪車クラブでは今後演技部門でも全国大会出場を目指すとともに、東小学校以外の子どもたちにも広くメンバー募集を呼び掛けています。興味のある人は練習会場を見学できるほか、クラブのフェイスブック、インスタグラムからお問い合わせください。