2023年03月20日 18:47更新
十日町市で発掘された縄文時代の国宝、火焔型土器を最新の技術、8Kで撮影した高精細なデジタル画像が鑑賞できる催しが20日(月)に十日町市博物館で行われました。
この催しは縄文時代の国宝、火焔型土器の魅力を深めてもらおうと十日町市博物館とNHK新潟放送局が共同で開きました。
NHKでは国宝や文化財を最新の8K技術で撮影しデジタルコンテンツとして記録化する取り組みを進めています。去年秋に博物館が所蔵する国宝、火焔型土器の撮影が行われ、コンテンツとして今回初めて一般公開されました。
モニターやタブレットに映し出された土器を自由に回転させたり、拡大縮小させて、観察できることが大きな特徴です。
この日は博物館の学芸員によるワークショップが開かれ、十日町市立西小学校の6年生41人が参加しました。
子どもたちは火焔型土器などをタブレットを使って、360度、様々な方向から鑑賞したり土器や土偶の内部の様子を観たり、普段は触ることのできない土器の質感などを学芸員に尋ねていました。
6年生
「土器に砂の粒跡が確認出来たり、穴が開いているところから空気が入っていたりしていたところがすごいと思った。模様の付け方や土器の使っていた理由が分かって良かった」
「普段土器を見るときは横からしか見えないが、中から見れた。土偶の中が空洞になっているのは教科書や授業でも知れなかったので、今回知れて良かった。火焔型土器は使いづらそうで一切使っていないと思っていたが、中におこげが残っていた。縄文・弥生時代に使っていた人たちの証拠が残っていて感動した」
「8K de 学ぼう!火焔型土器&遮光器土偶」は21日(火)まで、十日町市博物館で開かれています。
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