2023年04月14日 09:28更新
県立松代高校に新しく新設された「地域探求コース」に入学した1年生が11日(火)、松代地区の歴史や文化について理解を深めようと地元ガイドと一緒にほくほく通り沿線を散策しました。
松代地区を散策したのは松代高校の地域探求コースに入学した1年生45人です。案内したのは地元に詳しい髙橋嵩一さん、富澤惠子さん、柳能弘さんの3人です。
生徒たちは旧国道253号線、ほくほく通り沿いを歩き、戦国時代に高田と塩沢を結ぶ街道だった歴史を学びながら道沿いの公共施設や歴史的な建物を見学しました。
こちらは大地の芸術祭の作品として景観整備された、昔ながらの土壁を用いた家屋です。
生徒たちはドイツ人建築デザイナーカール・ベンクスさんが再生した古民家カフェ「渋い」を訪れ、カールさん本人から古民家の魅力について説明を受けました。
カール・ベンクスさん
「“渋い”の建物は120年前は旅館だった。骨組の梁と柱はそのまま残した。綺麗にしただけ。なんで古民家は価値があるのにみんな捨ててしまうのか。やっぱり時代に合わせていないから風を通したり寒かったり。でもそれは簡単に直せる今の技術と設備があるから。もし、まだ古民家に住んでいれば絶対壊さないで直してください」
1年生
「松代にはよく来ていたが、こういう場所があるのは知らなかった。古民家は良い感じの家と分かった」
「おしゃれで歴史も感じるし、様式も合わさってすごい素敵。そのまま捨てずに再利用する考えが良い」
生徒は今後、市の職員から地域が抱える課題について教わりながら、松之山地区などにも足を運び1年間を通して学びを深めていくということです。
1年生
「松代に住んでいて、生まれてからずっとあるものばかりだが、知らなかったことがいくつかあった。今後それをまとめてしっかり松代を知りたい。松代は過疎化が進んでいる。 都会の人に田舎の良い所を教えて活性化するようにしたい」
地域をガイドをした 髙橋嵩一さん
「魅力を発信して移住してくる人が増えるようにすることが大事。ぜひ若い人からここに残ってもらわないと。頑張ってもらう人材が一人でも育ってくれれば」
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