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決壊した美人林のため池 復旧作業はじまる

2023年06月21日 17:59更新

ため池が決壊し「水鏡」が見られない状況になっていた松之山の景勝地「美人林」で19日(月)から復旧作業が始まりました。

美人林にあるため池は遊歩道下の堰が水圧によって3月末に決壊し、新緑の若葉が水面に映る水鏡が見られない状況になっていました。

地元の「美人林を守る会」では十日町市に現状を伝え、対策を検討していたところ、同じ松之山地区で行われている道路改良工事で搬出された土を利用し、ため池の底の高さをあげることになりました。

池の埋め立てに使われる土は約1000立方メートルです。ため池はブナ林から湧き出た水で成り立っていて、これまでは多いときで水深約4mになりましたが、工事が完了すると水深は1メートルほどになる見込みです。

工事に伴い、林の入り口からため池まで重機などを入れるための道を確保するため、9本のブナを伐採することになりました。

美人林を守る会 高波悟 会長
「本当にありがたい。復旧するのが一番。市が間に合わせてくれて、お盆前に何とかなれば。8月からは夏休みに入るのでそのときには、自由に入ってもらえる形になる。ただ、昔みたいな池のイメージはまだできないかもしれない。まずは、段階的に進めていく感じ。ブナの伐採で間隔が開くと思うが、必要最小限でブナに影響のないようにしている。伐採した木の小さい部分はチップにして、美人林守る会で地面に敷くなど、環境に配慮した形で進めていく」

工事は7月14日までの1か月ほどを予定しています。これにともない美人林の一部が立ち入り禁止となります。臨時の出入り口が2か所設けられているほか、車いすやベビーカーを伴った立ち入りはできなくなっています。

 

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