2023年07月12日 17:54更新

縄文時代について学んでいる十日町市立下条中学校の生徒が7日（金）、十日町市博物館の菅沼亘 館長から地元の野首遺跡で発掘された土器や石器について話を聞きました。

野首遺跡は十日町市下条上新田地区の水田のほ場整備に伴い1996年に発掘調査されました。縄文時代中期から後期の集落跡からは、火焔型土器や石器などが大量に見つかっています。

この日は歴史の授業で縄文時代について学んでいる下条中学校の1年生27人が、地元の遺跡について学ぼうと、発掘調査に関わった十日町市博物館の菅沼亘 館長から、野首遺跡で発掘された土器や石器について説明を受けたほか、その時代の生活様式などについて話を聞きました。

当時の発掘調査では2つの集落の間から土器捨て場が見つかり、そこから火焔型土器が11点、王冠型土器が8点復元されました。これは、同じ十日町市内にある笹山遺跡の出土品17点を超える数です。

生徒
「土器が出土したり、縄文人の暮らしがわかる物が出てきたことを初めて知った。地元に誇りを持つことができた」
「教科書に載っていること以外のことを知れて良かった。下条に住んでいて自分でもうれしい気持ちでいっぱい」