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十日町看護専門学校1年生が農村生活を体験!

2023年07月14日 18:56更新

県立十日町看護専門学校の1年生が、地域の暮らしを学ぼうと里山で農村生活を体験しました。

十日町看護専門学校では地域で活躍する看護師を育てようと、学生が各地域に出向いてそこで暮らす人と交流を育む、ふれあい実習を毎年行っています。

1年生28人は市内の9つの受け入れ先に班ごとに分かれて農村生活を体験しました。このうち六箇地区、田麦集落で暮らす福崎一久さん、睦子さん夫婦の家には学生3人が訪れました。

福崎さんは、越後妻有田舎体験推進協議会の会長を務め、地域内外から学生たちを受け入れています。また、六箇地区振興会長も務め、地域の新たな収入源にしようとハスを育て、花を販売する実証試験に取り組んでいます。

学生3人はハスの栽培場所を見学し、まわりの野生の草花に触れるなど、里山の自然を体感しました。

また、福崎さんの家のまわりで、お茶にするためのドクダミの採取や刈り取ったハスを活ける体験を楽しみました。

今成美祐さん
「自分が住んでいるところよりも山に近く、ドクダミなど山のものを使って生活している。まるでジブリ映画のような山の生活は楽しいと思った。学校の勉強は医療系の授業が多いが、今回の実習は自然のことが知れたり、地域の人ともっと関わっていきたいと思える時間だった」

酒井美羽さん
「地域の人のお宅にお邪魔してみて、どういう生活をして、まわりの人と関わり、どういう仕事をしているか分かった。もしそういう方々が入院してきても病状だけでなく、その先の生活のことも考えられるようになった。山はまちの暮らしと違い、道にはくねくねしたカーブもある。もし倒られたらどうやって病院に行くのかなとも考えた。この地域では訪問看護などがないと大変。運転ができない一人暮らしの高齢者にとっての訪問看護や在宅医療の重要性も分かった」   

福崎一久さん「物を作る・売る職業ではなく、看護師とは命を扱うものすごい職業。これから悲しい場面も出てくる。そういうときにも頼れる地域医療を目指していってほしい」

1年生は、10月にもふれあい学習に参加し、今回お世話になった受け入れ先で1泊2日の実習を行う予定です。

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