2023年08月23日 15:17更新
障がいの有る無しにかかわらず、世代を越えて車いすバスケットボールを楽しむ大会が19日(土)、十日町市総合体育館で開かれ5つのチームが熱戦を繰り広げました。
この大会は、十日町ロータリークラブが去年に続いて開きました。参加したのは去年十日町市に誕生した車いすバスケットボールのチーム「十日町Unity」をはじめ、新潟市や東京都、埼玉県から参加した合わせて5つのチーム、30人ほどです。
試合は総当たり戦で、障がいの重度に関係なく誰でも参加できるように考案された「ツインバスケットボール」のルールが用いられました。
体格や筋力によるハンデをなくすため、高さの違う2つのゴールがあるのが大きな特徴で、どちらのゴールを狙うかは、選手の特性によって事前に決められています。
新潟県選抜車いすバスケットボール 新潟WBCキャプテン 松永哲一さん
「障がいのある方も、障がいのない方と一緒にプレーができるところや、激しい車いすのぶつかり合いが魅力だと思う」
優勝したのは地元の小・中学生を中心に8人で結成したチーム「十日町Unity A」です。3勝1引き分けで、初優勝を果たしました。
十日町UnityA
「楽しかった。小学校の頃に車いすバスケの体験をして、おもしろいと思いチームに入った」
「車いすバスケは、お姉ちゃんの影響ではじめた。強いチームがたくさんいてすごかったけど、勝てて良かった」
車いすバスケットボールは十日町市のNPO法人、ネージュスポーツクラブが共生社会を目指して、地元での普及に取り組んでいます。試合の前には、スポーツ用車いすの体験会も行われ、基本操作の講習や車いすを使って鬼ごっこが行われました。
NPO法人ネージュスポーツクラブ マネージャー 関口芳平さん
「車いすバスケットボールは、走るのが速くなくても車いすの操作が上手ければ優位に働く。ユニバーサルスポーツとして能力の差に関係なく行えるという素晴らしさがある。とにかくみんなで車いすバスケという新しいスポーツを楽しもうという目的で行っている」
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