2023年09月08日 19:34更新

十日町市立上野小学校の全校児童が8日（金）、学校の創立150周年を記念して、地域の人たちと一緒に育てた1000以上の鉢植えの花をグラウンドに集め、虹をデザインした花絵を描きました。

上野小学校では創立150周年にあわせて地域で一体となって、学校の歴史を分かち合おうと、ことし春から花絵プロジェクトに取り組んできました。6月にはベゴニアやマリーゴールドなど4種類、1200鉢の花の鉢植えを校区内の各家庭に配り、夏の間の約2か月半、大切に育ててもらいました。

花は気温の高い日が続いた影響で200鉢ほど枯れてしまいましたが、無事に1000鉢が学校に戻り、この日はいよいよ花絵の制作です。絵のデザインは自然の素晴らしさと、地域への感謝や発展の思いを盛り込んで、全校児童で考えた希望の虹です。

作業には全校児童50人のほか保護者や地域の人も参加し、デザイン通りに赤や黄色の花の鉢植えを運んで、40分ほどで花絵が完成しました。

4年生
「毎日成長して、色が変わっていくのがおもしろかった。記念行事に参加できるのは一度きりだと思うので、うれしいし、一生の思い出になる。笑顔があふれて、あいさつができる上野小になりたい」

卒業生の地域住民
「絶対枯らさないように気を付けた。記念行事に参加できることがうれしくて、枯らさずに育てた。学校と子どもたちは地域の宝だから、いつでも何かあったら手伝いたいと思っている」

5年生の保護者
「小さなところで、みんなが顔見知りならではの一体感がある。きょうがまたひとつ思い出になって、地元に帰ってきたときに、みんなとこの話ができればいい」

最後に参加者全員でドローンを使って記念撮影をしました。

緑の少年団　岩坂 玲杏 団長
「今までみんなで力を合わせてやってきたので、無事成功できてよかった。これをきっかけに、地域の方にあいさつをしたり、笑いかけ合える関係になれればうれしい」

山田 直美 教頭
「花を通して子どもたちや私たちの活動が、地域の方に見てもらえていると確認できた。少子高齢化など地域の課題に少しでも小学校でやっていることが寄与できればいいなと。そういう関係性を今後も作ってきたいなと。そしたら地域も盛り上がる」

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