十日町タウン情報

  1. 十日町タウン情報
  2. JCVニュース
  3. 桜花レスリング道場に福田富昭名誉会長の顕彰碑が完成

桜花レスリング道場に福田富昭名誉会長の顕彰碑が完成

2023年11月06日 14:28更新

女子レスリングの普及発展に貢献してきた、日本レスリング協会の名誉会長福田富昭さんの功績をたたえる顕彰碑が、十日町市塩ノ又の桜花レスリング道場に設置され、除幕式が3日(金)行われました。

福田富昭さんは東京都出身で現在81歳。1965年の世界選手権で優勝するなどレスリング選手として活躍しました。引退後は、日本レスリング協会会長として、特に日本女子の強化発展に努め、数々の金メダル獲得に貢献しました。

また、平成3年には女子レスリングの専用合宿所を作ろうと、十日町市旧六箇小学校塩之又分校を改修し、桜花レスリング道場を開設しました。

顕彰碑は福田さんの功績をたたえ、全日本女子の強化合宿の拠点となった桜花レスリング道場の敷地内に建てられました。

除幕式には関係者約50人が出席し、日本レスリング協会の富山英明会長や、日本陸連の瀬古利彦副会長をはじめとする発起人や、関口市長などが祝辞を送りました。

富山英明 会長
「福田富昭の功績をたたえ、何か残そうと皆が思っていた。女子レスリングがスタートした十日町がふさわしいと建立する形になった。100年がたつと、たぶん我々も居ないし『福田富昭は誰だ』となる。そのときに顕彰碑が残っていればこういう人間が歴史を残したとなる」

式の最後には福田さん本人が挨拶に立ち、十日町市で道場建設に至った経緯を話しました。かつて東京のナショナルトレーニングセンターで日本チームが練習をしていたときは、夜間に選手や関係者が外出するなど、練習だけに集中できる環境とは言えませんでした。そんなとき、当時の諸里正典十日町市長から、廃校にした塩之又分校の校舎を紹介されたということです。

福田さんは「レスリング場をこの場所に作るときは周りから驚かれた。ここはすばらしいトレーニング環境だった」と当時の思い出を交えながら感謝を伝えていました。

福田富昭さん
「我々が40年前にここへ来て、市民の皆さんに支えてもらった精神的にも、食事面でも支えてもらったことに感謝している。これからもよろしくお願いしたいと思っている」 

この記事が気に入ったら
十日町タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.