2023年11月07日 12:02更新

コーチは高校球児のお兄さん！

十日町高校野球部の部員が地元の小学生に野球の楽しさを伝えるイベントを企画し、100人を超える児童が5日（日）、十日町総合公園野球場で野球遊びを楽しみました。

このイベントは野球を通じて子どもたちの考える力を育もうと「越後妻有ベースボールプロジェクト」が開いているもので、今回で3回目となります。野球を通じて小学生とどんな遊びや活動ができるか、企画を考えたのは十日町高校野球部の部員30人です。

越後妻有ベースボールプロジェクト 小林弘樹 会長
「子どもたちが自分で考え、行動できるような人になって欲しいと思い、メニューは高校生に任せている。企画運営をする高校生にも貴重な体験になる。地域の子どもたちと野球を通しての人作り、まち作りを目指す」

この日は十日町市と津南町の幼年野球チームから小学生116人が参加しました。このうち午後の部では、5・6年生46人がキャッチボールやティーバッティングなど、高校生と一緒に練習をしたり、球速測定にチャレンジしました。またボールを投げて的を抜くストラックアウトや、各塁で野球にちなんだお題を行う障害物リレーなど、高校生が考えたバラエティに富んだレクリエーションを楽しみました。

イベントの最後は、高校生の打球を小学生が捕るシートノックです。

参加した小学生「最後のノックの時に足をしっかり開いて送球するということが勉強になった」「高校生と野球のプレーができてとても楽しかった。前より野球が好きになった。ボールを取るときや打つ時にアドバイスしてもらってよかった。前よりももっといいプレーができるように頑張りたい」

十日町高校1年生「小学生に楽しんでもらえたし、その中で高校生も楽しませてもらったというのはいい経験になった。地域活動に貢献していくということがすごく楽しかったし、大事だと感じたのでこれからも頑張りたい」

十日町高校 小林 楓雅 主将「自分たちも楽しみつつ、遊び感覚で野球に触れながらコミュニケーションを高校生と小学生でたくさん取れるようなメニューを考えた。ひとりひとりが小学生に対して小学生の気持ちになり、目線になり、取り組むことの大切さを感じ、いろんなところで交流ができればと思う」