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野首遺跡の歴史文化学ぶ下条小6年生が勾玉づくりに挑戦!

2023年11月08日 11:25更新

縄文時代中・後期の集落遺跡「野首遺跡」について学んでいる、地元の十日町市立下条小学校の6年生が7日(火)、当時の装飾品、勾玉づくりに挑戦しました。

勾玉づくりに挑戦したのは6年生23人です。これは地元有志でつくる団体「野首情報発信プロジェクト」が国の文化財指定を目指して、子どもたちに野首遺跡や当時の歴史文化を知ってもらおうと企画しました。

下条地域支援員 南雲秀彦さん
「近くには国宝にもなっている笹山遺跡がある。野首遺跡からも笹山遺跡に匹敵するものが出てきているが、周知するため『野首遺跡を知ろう!』というプロジェクトを立ち上げ取り組んでいる」

野首遺跡は、下条地区上新田で平成8年から発掘調査が行われている縄文時代中期と後期の集落遺跡です。当時の住居跡や火焔型土器などが見つかり、令和2年に県の指定文化財になりました。

菅沼亘 館長から遺跡の説明を受けたときの様子

児童は前の週に十日町市博物館の菅沼亘 館長から遺跡について説明を受けています。この日は、はじめに高蝋石(こうろうせき)という柔らかい石にデザインを描き、大人に糸鋸で大枠を切り出してもらったあと、紙やすりでそれぞれ思い思いの形に勾玉を磨き上げました。

6年生
「思ったよりうまくいかなくてびっくりした。結構きれいに出来てよかった。やすりも無い縄文時代に、柔らかい石ではなく、硬い石でつくるのはすごく大変だったと思う」
「流れ星をイメージして作った。勾玉づくりを通して、縄文人の苦労も分かった。縄文人はすごいと思った」

下条地域支援員 南雲秀彦さん
「子どもたちには、自分の祖先がすばらしい人なんだと知って、郷土愛を感じてもらいたい。今回、作って出来た物を見て、縄文人ってすごいんだなと体験を通して感じてもらいたい」

野首遺跡から発掘された出土品は、十日町市博物館で鑑賞することができます。

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