2023年11月14日 15:07更新
一般市民がお手柄です!
ATMの前で携帯電話をかけていた高齢者に声をかけ、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、13日(月)に十日町市新座に住む金髙幸子さんに十日町警察署から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは十日町市新座に住むパート職員、金髙幸子さんです。十日町署によりますと、先月24日の午後7時ごろ、金髙さんが市内の金融機関でATMを利用したあと、80代の女性が携帯電話で通話しながらATMを操作している姿を目にしました。
金髙さんは特殊詐欺を疑い、この女性に声をかけて電話をかわったところ、電話の相手は「携帯電話の料金をATMで支払ってもらう」などと話したため、詐欺だと確信したということです。
金髙さんは女性にすぐに電話を切らせ、自身の車に女性を乗せて、十日町駅前交番に向かい警察に事情を話して詐欺を未然に防ぎました。金髙さんは日頃から困っているお年寄りがいれば声掛けを欠かさないと話しています。
金髙幸子さん
「家族の人とやりとりしているのかなと様子を見ていたら、敬語を使い始めて、なんかおかしいなと思い、女性に声掛けした。いつもお年寄りには、困っていたら助けてあげたいと思っていたので、助けられて良かった。声掛けに躊躇はなかった。普段から近所やスーパーで困っている人がいれば声掛けをしている」
十日町署管内での特殊詐欺の被害総額は去年の440万円に対し、今年は9月末現在、96万5000円と下回っています。しかし届け出のあった被害件数は去年は3件でしたが、ことしは5件と増えています。
十日町警察署 山岸信行 署長
「実際に被害にあっても、被害届けを出すと『家の人に叱られる』、『恥ずかしい』といった理由で届け出を出さない人もいる。特殊詐欺の発生件数は今年5件だが、実際には被害はもう少しあるのではないか。不審な電話はすぐに家族や警察に相談してほしい」
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