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25周年迎える大地の芸術祭 東京代官山で第9回展の企画発表会

2023年11月21日 11:23更新

これまでよりパワーアップしてお待ちしています!

来年7月から始まる大地の芸術祭9回展の企画発表会が19日(日)、東京の代官山で開かれ、新たな作品や見どころが発表されました。

大地の芸術祭第9回展は「越後妻有アートトリエンナーレ2024」の名称で、来年7月13日(土)から11月10日(日)までの火曜日と水曜日を除いた87日間行われます。

企画発表会はイベントの企画・プロデュースを手掛ける「アートフロントギャラリー」がある代官山ヒルサイドテラスで開かれました。イベント関係者やサポーターのこへび隊など約350人が集まり、総合ディレクターの北川フラムさんが新たな展示作品やプロジェクトについて説明しました。

この日の時点で、第9回展で新しい作品を展示したり、取り組みを展開するのは、17の国と地域から72組の作家です。このうち、まつだい農舞台には、今年亡くなったイリヤ・カバコフの最後の遺作が展示されます。

また台湾の建築家集団、田中央工作群(でんちゅうおうこうさくぐん)が、松代の城山をフィールドミュージアムにする取り組みをします。

総合ディレクター 北川フラムさん
「田野倉で頑張っている愛知の石松丈佳さんだが、ここには『滑り止め神社』がある。松代は土砂崩れの跡を直し、自然のプールとして土地を抑えている。ここに手を入れながらやっていく。ひそかに思っているのは日本の就活、入試で頑張っている人たちのメッカにしようと思っている」

発表会のあとには芸術祭のこれまで、25年を振り返る感謝の集いが開かれ、これまで芸術祭に関わってきた人たちのインタビュー映像に合わせ、北川フラムさんが当時の裏方の苦労を振り返りました。

そして最後は、声の音響やテルミン、口琴を使ったパフォーマンスで芸術祭の第1回から関わりのある音楽家、巻上公一さんによる演奏が披露されました。 

こへび隊 水落良孝さん
「今までの歴史を振り返るとすごいなと思った。当時1~3回まではかなり苦しんだと聞いたが、それがあるがために今があると感銘している。大地の芸術祭で一番楽しいのは新しい作品が入ること。自分なりに作品や作家の意図がどれだけ掴めるか。その次がやはり仲間。色んな仲間に会うがために芸術祭に取り組んでいる」

こへび隊 宇田川朋子さん
「東京国分寺に住んでいるが、去年こへび隊でボランティアで20回くらい受付に入った。客じゃなくてスタンプ押す係になりたかった。作家にも会えるし、繋がっていく感じがやはり楽しい。豪雪も好きなので、冬も楽しいから皆さんに来てほしい。来年もこへび隊としていきたいと思っているし、作家さんの作品のすごく楽しいので手伝いもしたい。また通います」

こへび隊 福田達彦さん
「長い歴史の思いを感じる1時間だった。自分自身も楽しみ。こへび隊で関わっているところはずっと続けたいし、来年も精一杯できる限りやっていきたい」

十日町市長 関口芳史 実行委員長
「来年の9回展においてはアフターコロナの大地の芸術祭を皆さんにしっかりとお届けする準備をしている。北川ディレクターのご指導の下、妻有はさらにパワーアップした形で皆様のご期待に応えるべく、しっかりと準備しているので応援をよろしくお願いします」

企画発表会や感謝の集いの様子は12月10日からJCVの特別番組で放送します。

また7月からの本開催に先駆けたプレイベントとして来年2月23日(金)に、世界的ダンサー田中泯さんの雪上パフォーマンス「雪の良寛」がナカゴグリーンパークで公演される予定です。鑑賞券がついた2024年用のパスポートも販売が始まっています。詳しくは大地の芸術祭のホームページをご覧ください。

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