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「のっぺ」と「あんぼ」作りました!川西中で郷土料理の出前教室

2023年12月06日 18:18更新

地域に伝わる食の魅力を伝えようと、JA十日町の食育サポーターによる郷土料理の出前教室が十日町市立川西中学校で開かれ、4日(月)に1年生が「のっぺ」と「あんぼ」づくりに挑戦しました。

JA十日町では地域の郷土料理や米粉を使った料理を広く伝えていこうと、平成21年から地元の主婦たちが講師となる「食育サポーター」を設け、学校からの要請を受けて出前教室を行っています。今回は川西中学校の1年生43人が「のっぺ」と「あんぼ」の作り方をサポーターから教わりました。

十日町地域に伝わる「のっぺ」は地元では芋汁や芋煮とも呼ばれ、ホタテからだしをとり、ほかの地域に比べ、材料を大きく切ることが特徴ということです。

生徒ははじめに里芋やゴボウ、レンコンなど7種類の食材を食べやすい大きさに切りました。そして、だし汁で柔らかくなるまで煮込んだあと、しょうゆで味付けをし、かたくり粉でとろみをつけました。

生徒
「のっぺ汁を食べてみて懐かしい味だと思った。昔、祖母が作ったのを食べたことを思い出す」
「いい匂いがしておいしそう。この香りが未来まで残していけるといいと思う」

続いて挑戦したのは「あんぼ」です。「あんぼ」は練った生地の中に、あんこや野菜などを入れて蒸した長野県の「おやき」のような郷土料理です。

生地は小麦粉ではなく、うるち米ともち米を粉状にして混ぜ合わせたものに、お湯と茹でたよもぎを少しずつ加えてこねます。教室ではあんことみそで味付けをした大根菜の2種類のあんを生地で包みました。

蒸したあと、フライパンで焼き目をつけて完成です。

生徒
「郷土料理を、作ったことがなくてはじめて作った。作ってみて祖母がどんな感じで作っているのか分からなかったが、すごく手間がかかっていて大変なんだと思った」

JA十日町 食育サポーター 高橋笑さん
「子どもたちには身近にある食材を使って、簡単においしいお汁ができるということと、昔からある『あんぼ』がどんな物か、地元にあるよもぎを入れたり、大根菜を入れることを見てもらえただけでもよかった」

営農生活部 南雲壮一 次長
「地域の伝統的な料理をなかなか学ぶ機会が少ないと思うので、食育サポーターたちが昔から受け継いできた郷土料理を教わって、十日町の伝統料理をこれからも受け継いでいって欲しいと思う」

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