2023年12月18日 19:52更新

妻有地域の高校生が歌のうまさを競う「高校生歌うま選手権グランドチャンピオン大会」が16日（土）、越後妻有文化ホール段十ろうで開かれました。

この大会は、歌が好きな高校生の活躍の場を作ろうと、NPO法人市民活動ネットワークひとサポが開いているもので今年で6回目となります。

予選会は7月から10月まで月に1回ずつ開かれ、十日町市と津南町に住む高校生、延べ23人が出場しました。

このうち、予選を勝ち抜き、グランドチャンピオン大会に勝ちあがったのは12人です。本番当日は3人が体調不良で欠場したため、9人が決勝のトーナメント戦に臨みました。

試合は20曲ある課題曲の中から、出場者が1試合ごとに曲を選んで歌い、11人の審査員が採点して勝敗を決めていきます。

会場には200人を超える観客が集まる中、出場者はこれまでの練習の成果を発揮し、自慢の歌声を披露しました。

観客
「すごかった。舞台を1人で盛り上げている歌唱力に感動した。1年生の子も舞台で堂々としていてすばらしいと思った。歌の力でいろいろな舞台に出て十日町を盛り上げてほしい」

市民活動ネットワークひとサポ  西野和貴さん
「今後十日町から大スターを生みたいというのが目標でもあり、展望ライブをドームでやるくらいの子が出てきたらすごくうれしい」

優勝したのは、十日町高校3年生の渡貫莉央さんです。この大会には2度目の出場です。渡貫さんは、高校2年生のころに友人とバンドを結成しボーカルを担当するなど、歌うことが大好きだと話しています。

決勝戦では映画「千と千尋の神隠し」の挿入歌「いのちの名前」を歌いあげ、栄冠をつかみました。

優勝 渡貫莉央さん
「みんな歌がうまいので優勝できないと思っていたのでホッとした。前回のリベンジとして歌い、聴いている人に思いを届けられてよかった。歌うことで自分を成長させる事ができるので歌うのが好き。今後は看護師を目指しながら趣味として歌い続けたい」