2023年12月19日 16:37更新

十日町市と長年にわたり交流を続けている姉妹都市のイタリア コモ市へ、地元出身の2人の大学生が交換留学生として派遣されます。出発に向けて壮行会が16日（土）、十日町商工会議所で開かれました。

イタリアのコモ市へ交換留学生として派遣されるのは十日町市出身の大学生、柳修太郞さんと庭野敬さんの2人です。十日町市とコモ市は互いに絹織物の産地という縁で、1975年から姉妹都市提携を結び、交流を続けています。

交換留学はそのひとつで、未来を担う青少年を育もうと2006年から始まり、夏は十日町市に、冬はコモ市にそれぞれ訪問しています。柳さんと庭野さんは22日（金）に出発し、2週間、現地でホームステイします。壮行会では「十日町・コモ姉妹都市交流協会」の西方勝一郎 会長が旅立つ2人にエールを送りました。

十日町・コモ姉妹都市交流協会 西方勝一郎 会長
「留学を契機として出会いや縁を大切にしながら、10年20年と親交を深められ、いずれ皆さんが町の中心を担うようになったら、ますますこの交流事業を発展させてもらいたい」

柳さんは、金沢星稜大学の国際文化学科で異文化について学んでいて、留学を通して「自分のできることにもっと挑戦したい」と話しました。

柳修太郞さん
「コモでも絹産業が有名なので その使い方の違いを実際に見て経験してきたいと思う。2年後に50周年を迎えるが、この先何世代も長きにわたって友愛を築いていけるような交流の一端を担っていけるようにしたい」

庭野さんは、神奈川大学の生物科学科で研究者になるために学んでいて、「海外に向けて視野を広げていきたい」と話しています。

庭野敬さん
「留学経験がないのでコミュニケーションができるかどうか不安だが、自分なりに頑張って充実した２週間の交換留学をできるように頑張りたいと思う」

交流協会によりますと、交換留学は今回で15回目です。これまでに十日町市から27人の留学生がコモ市を訪れ、コモ市からは26人を受け入れています。